20261104_U.S. Stock Market Report

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室井のマーケット視点

11/4の米国市場は、中間選挙で民主党が上下両院を制したことを受けて大きく上昇しました。ダウは+3.03%(1,569ドル高)で、上げ幅は今年最大級と報じられています。S&P500は+1.58%、NASDAQは+1.44%でした。選挙の夜は先物が売られましたが、結果の見通しが立って不透明感が薄れ、朝には買いが優勢に変わりました。

この日を動かしたのは原油です。WTI原油は-7.88%の88.52ドルまで下がり、米10年国債利回りも4.89%へ低下しました。原油と金利の低下は、消費、住宅、旅行、ヘルスケア、金融に買いを呼びました。一方でAI・半導体は逆行し、MUが-6.96%、MRVLが-7.08%でした。S&P500では5%以上上昇した銘柄が103、5%以上下落した銘柄が48あり、資金が一部の成長株から幅広い業種へ動いた1日です。

AI投資の勢いに翳りが出ているのかどうかは、1日の動きだけでは断定できません。ただ、この日は「AIが相場を引っ張る」構図ではありませんでした。私は特定のテーマに賭けるより、AIを含む11セクターに分散できるS&P500を、積立で淡々と買い続ける姿勢が合っていると考えています。上がった日も下がった日も、同じ金額を積み立てるだけです。投資は自己責任にてお願いします。

S&P500のヒートマップ

5%以上上昇したS&P500構成銘柄

該当は103銘柄でした(時価総額100億ドル以上、finvizの絞り込み結果)。選挙後の安心感と、原油安・金利低下を受けた消費、住宅、旅行、ヘルスケア、金融の買いが中心です。決算や個別材料が確認できた銘柄はその内容を、確認できなかった銘柄は地合いによる上昇として書いています。

  • XYZ:Block Inc.(先端技術) +15.30%
    7~9月期の調整後EPSは1.13ドルで、予想の1.03ドルを上回りました。売上高も67.2億ドルと予想(65.9億ドル)を超え、通期見通しの引き上げも好感されました。決算を受けた買いが集まり、S&P500の上昇率首位でした。出来高は約2,069万株でした。
  • ZBH:Zimmer Biomet Holdings Inc.(ヘルスケア) +13.49%
    決算が予想を上回り、2026年通期の調整後EPS見通しを引き上げました。業績の上振れと見通し改善がそろい、買いが続きました。金利低下で医療機器株が全体に買われた流れにも乗り、上昇率は2位でした。
  • SWK:Stanley Black & Decker Inc.(工業・産業) +13.10%
    7~9月期の調整後EPSは2.31ドルで、予想の1.56ドルを大きく上回りました。関税の還付が約0.67ドル分寄与したとされ、2026年通期のEPS見通しを5.95~6.25ドルに引き上げ、10億ドルの自社株買いも承認しました。株価は52週高値を更新しました。
  • MRNA:Moderna Inc.(ヘルスケア) +12.99%
    12月の米国血液学会(ASH)で、mRNA-2808の臨床データを口頭発表すると明らかにし、期待買いが入りました。決算ではなく研究開発の材料で動いた形です。値動きの大きい銘柄で、出来高は約1,468万株でした。
  • CDW:CDW Corp.(先端技術) +12.64%
    IT機器・ソリューションの販売大手です。当日の個別材料は詳細を確認できていませんが、午前の時点から上昇率の上位に入りました。企業のIT投資の底堅さを見直す買いと、金利低下を受けた中型株への資金流入が重なったとみられます。
  • CNC:Centene Corp.(ヘルスケア) +12.64%
    民主党が議会を握り、医療保険補助金(ACA)やメディケイドが縮小されにくくなるとの見方から、医療保険株が買われました。メディケイドとACA市場に強い同社は、恩恵を受けやすい銘柄とされています。出来高は約1,497万株でした。
  • UHS:Universal Health Services Inc.(ヘルスケア) +10.91%
    病院運営大手です。民主党が議会を握り、公的医療保険の縮小リスクが後退するとの見方から、病院株に買いが集まりました。無保険者の増加が抑えられれば、病院の収益にプラスに働きます。金利の低下も株価の評価を押し上げました。
  • JKHY:Jack Henry & Associates Inc.(先端技術) +10.74%
    銀行向けの基幹システムを手がける会社です。個別の材料は確認できていませんが、金融株が全体に上昇し、金利低下で銀行の経営環境が改善するとの期待が広がりました。時価総額は125億ドル台と小さめで、値動きが大きくなりやすい面もあります。
  • EXPE:Expedia Group Inc.(一般消費材) +10.54%
    旅行予約大手です。原油が約8%下落して燃料費の負担が和らぐとの見方から、旅行関連株が幅広く買われました。同業ブッキングの大幅高も波及し、上昇率は10%台に乗りました。決算発表を控えた時期でもあり、期待が先行したとみられます。
  • APP:Applovin Corp.(通信サービス) +10.43%
    広告配信ソフトの大手です。ソフトウェア株が見直された流れに乗って買われました。同社は引け後に決算を発表し、EPSは4.30ドルと予想の4.04ドルを上回り、時間外で17%超上昇しています。当日の上昇は、発表前の期待買いが中心でした。
  • HCA:HCA Healthcare Inc.(ヘルスケア) +10.34%
    病院運営の最大手です。民主党の勝利で医療保険補助金が維持されやすくなるとの期待が高まり、病院株が買われました。時価総額が1,000億ドルを超える大型株で、ここまで上げるのは珍しい動きです。出来高は約344万株でした。
  • NEM:Newmont Corp.(素材) +9.90%
    金鉱株の代表格です。金先物が+3.37%の4,073.20ドルへ急伸し、金価格に連動して買われました。ドル安と金利低下が金を押し上げ、金鉱株は金価格以上に値動きが大きくなりやすい性質があります。出来高は約1,090万株でした。
  • BKNG:Booking Holdings Inc.(一般消費材) +9.83%
    旅行予約サイトの大手です。原油安で旅行需要への期待が高まり、旅行株が買われました。11/3の引け後に決算を発表しており、その結果を受けた買いも入ったとみられます。出来高は約1,430万株でした。
  • DLTR:Dollar Tree Inc.(生活必需品) +9.64%
    低価格小売です。原油安でガソリン価格が下がれば、家計の負担が軽くなり日用品の購買余力が増えるとの見方から買われました。消費関連株が全体に上昇する流れも続きました。個別の材料は確認できていません。
  • MMM:3M Co.(工業・産業) +9.55%
    産業機器・素材の複合企業です。景気に敏感な株が幅広く買われる中で上昇しました。個別の材料は確認できておらず、金利と原油の低下による景気への安心感が主因とみられます。出来高は約904万株でした。
  • ISRG:Intuitive Surgical Inc.(ヘルスケア) +9.41%
    手術支援ロボットの大手です。金利が下がり、評価の高い成長株が見直されました。ヘルスケアセクター全体が+3%台と堅調だったことも、買いを後押ししました。個別の材料は確認できていません。
  • SYK:Stryker Corp.(ヘルスケア) +9.37%
    整形外科の医療機器大手です。ヘルスケアセクターが買われる中で、大型株ながら9%超上昇しました。金利低下と医療政策への安心感が重なったとみられます。出来高は約634万株でした。
  • CVNA:Carvana Co.(一般消費材) +8.81%
    中古車のオンライン販売大手です。金利が下がり、自動車ローンの負担が軽くなるとの見方から買われました。値動きの大きい銘柄で、市場全体が強い日には上昇率が膨らみやすい特徴があります。出来高は約2,100万株でした。
  • ALGN:Align Technology Inc.(ヘルスケア) +8.79%
    歯科矯正(インビザライン)の会社です。個別の材料は確認できていません。時価総額が約117億ドルの中型株で、金利低下を受けて資金が戻りやすい面があり、消費者向け医療の買いにも乗りました。
  • DG:Dollar General Corp.(生活必需品) +8.52%
    低価格小売です。ガソリン価格の下落が期待され、低所得層の消費が戻るとの見方から買われました。同業のダラー・ツリーも大きく上昇しています。個別の材料は確認できていません。
  • DASH:DoorDash Inc.(一般消費材) +8.37%
    フードデリバリー大手です。消費関連株の上昇に加え、燃料費の低下が配達の採算を改善するとの見方がありました。個別の材料は確認できていません。出来高は通常の日より増えたとみられます。
  • APO:Apollo Global Management Inc.(金融) +8.11%
    運用大手です。金融セクターが+3%台と強く、金利低下で債券や融資市場への警戒が和らぎました。ブラックストーン、アレス、KKRなど同業の運用会社もそろって上昇しています。
  • DHI:D.R. Horton Inc.(一般消費材) +8.10%
    住宅建設大手です。米10年国債利回りが4.89%へ下がり、住宅ローン金利の低下を期待した買いが入りました。同業のPHMやLENも同様に上昇し、住宅関連が一斉に買われました。
  • UAL:United Airlines Holdings Inc.(工業・産業) +8.00%
    航空会社です。原油が約8%下落し、最大のコストである燃料費が減るとの見方から買われました。DALやLUVも上昇し、航空株がそろって買われる展開でした。
  • BBY:Best Buy Co. Inc.(一般消費材) +7.98%
    家電量販店です。消費関連株が買われ、ガソリン安による家計の余裕への期待もプラスに働きました。個別の材料は確認できていません。金利低下で、高額商品の購入に前向きな見方が増えた面もあります。
  • LOW:Lowe’s Cos. Inc.(一般消費材) +7.50%
    ホームセンター大手です。金利の低下で住宅関連の需要が戻るとの期待が高まり、同業のホーム・デポとともに買われました。個別の材料は確認できていません。
  • ZTS:Zoetis Inc.(ヘルスケア) +7.48%
    動物用医薬品の大手です。ヘルスケアセクターが+3%台と買われた流れに乗りました。個別の材料は確認できておらず、金利低下で安定成長株の評価が見直されたとみられます。
  • CCL:Carnival Corp.(一般消費材) +7.26%
    クルーズ最大手です。燃料費が下がるとの見方から、原油安の恩恵を受けやすい銘柄として買われました。RCLとともに上昇し、旅行需要の底堅さへの期待も重なりました。
  • PHM:PulteGroup Inc.(一般消費材) +7.16%
    住宅建設会社です。長期金利の低下で住宅ローン負担が軽くなるとの見方から、住宅株の一角として買われました。個別の材料は確認できていません。
  • STE:Steris Plc(ヘルスケア) +7.16%
    医療用の滅菌装置や消耗品の会社です。ヘルスケアセクターへの資金流入が続き、景気に左右されにくい安定株として買われました。個別の材料は確認できていません。
  • DAL:Delta Air Lines Inc.(工業・産業) +7.16%
    航空大手です。原油安による燃料費の軽減が期待され、UALなど同業とともに買われました。金利低下で旅行需要への見方が改善した面もあります。
  • TTWO:Take-Two Interactive Software Inc.(通信サービス) +7.13%
    ゲームソフト大手です。個別の材料は確認できていません。金利低下でソフトウェアやエンタメなど成長株が見直され、通信サービスセクターが+3%台となった流れに乗りました。
  • LEN:Lennar Corp.(一般消費材) +7.09%
    住宅建設大手です。10年債利回りの低下を受け、住宅ローン金利の下落と販売回復への期待から買われました。DHIやPHMと同じ動きでした。
  • HRL:Hormel Foods Corp.(生活必需品) +7.06%
    食肉加工の大手です。生活必需品セクターが+3%台と買われました。原油安で物流や飼料のコストが和らぐとの見方もあり、株価水準が低く出遅れていた銘柄に買い戻しが入りました。
  • ADSK:Autodesk Inc.(先端技術) +7.04%
    設計ソフトの大手です。ソフトウェア株が見直される流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。金利が下がると、将来の利益に対する評価が上がりやすい業種です。
  • MCK:Mckesson Corp.(ヘルスケア) +6.98%
    医薬品卸の大手で、決算が好調でした。EPSは11.68ドルで予想の10.71ドルを上回り、売上高も1,109.6億ドルと予想(1,098.6億ドル)を超えました。業績の上振れを好感した買いが入りました。
  • LUV:Southwest Airlines Co.(工業・産業) +6.84%
    格安航空の大手です。原油安で燃料費が下がるとの見方から買われました。UAL、DALなど航空株が一斉に上昇し、市場全体の買いにも乗りました。
  • MSFT:Microsoft Corp.(先端技術) +6.72%
    大型テックが選挙後の安心感で買われ、ダウの上昇を牽引しました。AI関連でも、半導体や電力設備と違い、ソフトウェアを持つ企業には買いが入りました。同日の上げはAAPL、AMZNと並ぶ規模でした。
  • DXCM:Dexcom Inc.(ヘルスケア) +6.64%
    血糖値モニターの大手です。ヘルスケアセクター全体の上昇に乗りました。個別の材料は確認できておらず、金利低下で成長株が見直された流れも後押しになりました。
  • SHW:Sherwin-Williams Co.(素材) +6.64%
    塗料の最大手です。住宅・建設関連が買われたうえ、原油安で原材料費が下がるとの見方も重なりました。個別の材料は確認できていません。
  • BALL:Ball Corp.(一般消費材) +6.60%
    飲料缶などのパッケージ大手です。個別の材料は確認できていません。景気敏感株が広く買われた流れと、エネルギー価格の低下でコスト負担が軽くなるとの見方が重なりました。
  • PRU:Prudential Financial Inc.(金融) +6.58%
    生命保険大手です。金融セクターが+3%台と買われ、株式相場の上昇で運用資産への安心感が広がりました。個別の材料は確認できていません。
  • PODD:Insulet Corp.(ヘルスケア) +6.56%
    インスリンポンプの会社です。ヘルスケアの買いに乗り、金利低下で成長株の評価が戻りました。個別の材料は確認できていません。
  • GWW:W.W. Grainger Inc.(工業・産業) +6.54%
    産業用品の通販大手で、決算が好調でした。EPSは12.54ドルで予想の11.67ドルを上回り、売上高も51.8億ドルと予想(50.7億ドル)を超えました。企業の設備投資や保守需要の底堅さが確認できました。
  • MCD:McDonald’s Corp.(一般消費材) +6.53%
    決算が市場の期待を上回りました。EPSは3.57ドルで予想の3.38ドルを超え、米国の既存店売上高は-0.2%と予想(-0.5%)より小幅な減少でした。売上高は71.6億ドルで予想には届きませんでしたが、利益面の好感が勝りました。
  • HD:Home Depot Inc.(一般消費材) +6.53%
    住宅リフォームの大手です。金利が下がり、住宅関連の需要が戻るとの期待から買われました。ロウズと並んで上昇しました。個別の材料は確認できていません。
  • GRMN:Garmin Ltd.(先端技術) +6.52%
    GPS機器やスマートウォッチの会社です。個別の材料は確認できていません。消費関連と、AI関連ではない先端技術の買いが重なったとみられます。
  • LVS:Las Vegas Sands Corp.(一般消費材) +6.48%
    カジノ・リゾート大手です。消費と旅行関連が買われ、原油安と金利低下で景気への安心感が広がりました。個別の材料は確認できていません。
  • CCI:Crown Castle Inc.(不動産) +6.46%
    携帯電話の通信塔を保有する不動産投資信託(REIT)です。金利が下がると、配当利回りの魅力が相対的に高まり、買われやすくなります。不動産セクターが+3%台と上昇した流れの一角でした。
  • WSM:Williams-Sonoma Inc.(一般消費材) +6.46%
    家具・家庭用品の小売です。金利低下で住宅関連の需要が戻るとの期待から買われました。個別の材料は確認できていません。
  • GEHC:GE HealthCare Technologies Inc.(ヘルスケア) +6.38%
    医用画像機器の大手です。ヘルスケアの買いに乗って上昇しました。個別の材料は確認できていません。
  • RCL:Royal Caribbean Cruises Ltd.(一般消費材) +6.38%
    クルーズ大手です。燃料費の軽減と旅行需要への期待から、CCLとともに買われました。原油安の恩恵を受けやすい業種です。
  • EL:Estee Lauder Cos. Inc.(生活必需品) +6.31%
    化粧品大手です。消費関連の買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。値動きが大きくなりやすい銘柄で、市場が強い日に上げ幅が広がりました。
  • FISV:Fiserv Inc.(先端技術) +6.25%
    決済処理の大手です。同業のFISが急落した一方で、こちらは上昇しました。金融セクター全体が強く、金利低下も加わり、決済・金融ITに買いが入ったとみられます。
  • BX:Blackstone Inc.(金融) +6.24%
    運用大手です。金利の低下で、投資の売却や資金調達の環境が改善するとの期待から買われました。APO、ARES、KKRなど同業も上昇しました。
  • AMZN:Amazon.com Inc.(一般消費材) +6.16%
    大型テックが買われた流れで、ダウとS&P500の上昇を牽引しました。原油安と金利低下で消費関連への見方が良くなり、選挙後の政策不透明感も薄れました。個別の新しい材料は確認できていません。
  • MDT:Medtronic Plc(ヘルスケア) +6.15%
    医療機器の大手です。ヘルスケアセクターの買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • ARES:Ares Management Corp.(金融) +6.14%
    運用大手です。金融セクター全体の上昇と金利低下の流れに乗り、BXやAPOと同じ動きでした。個別の材料は確認できていません。
  • ROST:Ross Stores Inc.(一般消費材) +6.11%
    ディスカウント衣料小売です。ガソリン価格の低下による家計の余裕を見込んだ買いが入り、TJXとともに上昇しました。個別の材料は確認できていません。
  • BF-B:Brown-Forman Corp.(生活必需品) +5.98%
    ウイスキー大手です。生活必需品セクターの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。株価が出遅れていた銘柄に買い戻しが入った面もあります。
  • RDDT:Reddit Inc.(通信サービス) +5.97%
    ソーシャル掲示板の運営会社です。個別の材料は確認できていません。広告関連と成長株が買われる流れに乗りました。
  • DECK:Deckers Outdoor Corp.(一般消費材) +5.97%
    UGGなどの靴ブランドを持つ会社です。消費関連の買いに乗りました。個別の材料は確認できておらず、10月下旬の決算後に売られていた反動もあったとみられます。
  • TROW:T. Rowe Price Group Inc.(金融) +5.97%
    資産運用会社です。株式相場の上昇で運用資産が増えるとの見方から買われました。個別の材料は確認できていません。
  • YUM:Yum Brands Inc.(一般消費材) +5.92%
    ケンタッキーやタコベルを運営する会社です。マクドナルドの決算を好感した外食株の買いが波及しました。原油安による消費の回復期待も重なりました。
  • RMD:Resmed Inc.(ヘルスケア) +5.91%
    睡眠時無呼吸の治療機器大手です。ヘルスケアセクターの買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • COO:Cooper Companies Inc.(ヘルスケア) +5.90%
    コンタクトレンズなどを手がけます。ヘルスケアセクターの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • KDP:Keurig Dr Pepper Inc.(生活必需品) +5.90%
    飲料大手です。生活必需品が+3%台で買われる流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • HPQ:HP Inc.(先端技術) +5.87%
    パソコンとプリンターの大手です。AI関連の半導体とは異なり、消費・企業向けのIT機器が買われました。金利低下の流れにも乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • NVR:NVR Inc.(一般消費材) +5.84%
    住宅建設会社です。長期金利の低下で住宅需要の改善が期待され、DHIやLENなど住宅株とそろって上昇しました。
  • SBAC:SBA Communications Corp.(不動産) +5.84%
    通信塔を保有するREITです。金利低下で不動産株が買われる中、CCIと同じ動きでした。個別の材料は確認できていません。
  • CMG:Chipotle Mexican Grill Inc.(一般消費材) +5.83%
    メキシカン系の外食チェーンです。マクドナルドの決算を好感した買いと、原油安による家計への余裕への期待が重なりました。個別の材料は確認できていません。
  • DVA:DaVita Inc.(ヘルスケア) +5.76%
    透析クリニックの大手です。民主党が議会を握り、公的医療保険の縮小リスクが後退するとの見方から買われました。ヘルスケアセクター全体の上昇にも乗りました。
  • CLX:Clorox Co.(生活必需品) +5.71%
    家庭用品の大手です。生活必需品セクターの上昇に乗りました。原油安で原材料や輸送のコストが軽くなるとの見方もありました。
  • CHTR:Charter Communications Inc.(通信サービス) +5.68%
    ケーブルテレビとブロードバンドの大手です。金利が下がると、負債の多い通信株には利息負担が軽くなる効果があります。個別の材料は確認できていません。
  • QCOM:Qualcomm Inc.(先端技術) +5.66%
    スペースXが、スターリンクの携帯向け5G網にクアルコムの通信基地局向けプラットフォームを採用すると発表しました。決算はEPSが2.17ドルで予想と同じ、売上高は104.4億ドルで予想を上回りました。決算発表後の時間外では約6%下落しています。
  • MAS:Masco Corp.(工業・産業) +5.65%
    水栓や塗料など住宅資材の会社です。金利低下で住宅関連が買われる流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • ABNB:Airbnb Inc.(一般消費材) +5.64%
    民泊仲介大手です。原油安で旅行需要への期待が高まり、旅行株が買われました。11/5に決算発表を予定しており、期待先行の買いも入ったとみられます。
  • TGT:Target Corp.(生活必需品) +5.63%
    総合小売の大手です。ガソリン安による消費の回復期待から、WMTやCOSTとともに買われました。個別の材料は確認できていません。
  • CRH:CRH Plc(素材) +5.63%
    建設資材の大手です。金利低下で建設需要が改善するとの期待が高まり、素材セクターの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • WY:Weyerhaeuser Co.(不動産) +5.63%
    木材を扱う不動産投資信託(REIT)です。金利低下で住宅関連の需要回復が期待され、不動産株の買いに乗りました。
  • ABT:Abbott Laboratories(ヘルスケア) +5.59%
    医療機器・診断薬の大手です。ヘルスケアの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • KKR:KKR & Co. Inc.(金融) +5.57%
    運用大手です。BX、APO、ARESと同じく、金利の低下と金融株の上昇に乗りました。
  • BDX:Becton Dickinson & Co.(ヘルスケア) +5.56%
    注射器や診断機器の大手です。ヘルスケアの買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • EBAY:eBay Inc.(一般消費材) +5.56%
    ネット通販の仲介大手です。消費関連の上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • AJG:Arthur J. Gallagher & Co.(金融) +5.46%
    保険ブローカーの大手です。金融セクターの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • DPZ:Domino’s Pizza Inc.(一般消費材) +5.45%
    ピザチェーン大手です。外食株の買いに乗り、マクドナルドの決算が好感された流れも波及しました。
  • MKC:McCormick & Co. Inc.(生活必需品) +5.43%
    香辛料の大手です。生活必需品が買われる流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • BLK:BlackRock Inc.(金融) +5.43%
    世界最大の資産運用会社です。株式相場の上昇で運用資産が増えるとの見方から、金融セクターの上昇に乗りました。
  • SOLV:Solventum Corp.(ヘルスケア) +5.42%
    医療用品と歯科関連の会社です。ヘルスケアの買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • MSCI:MSCI Inc.(金融) +5.40%
    株価指数の提供会社です。金融セクターの上昇と、株式相場の上昇による運用資産の増加への期待から買われました。
  • TSN:Tyson Foods Inc.(生活必需品) +5.39%
    食肉大手です。生活必需品の買いと、原油安による輸送コスト低下への期待に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • AAPL:Apple Inc.(先端技術) +5.36%
    大型テックが買われる流れに乗り、ダウとNASDAQの上昇を支えました。AI関連の半導体株が売られる中、AAPLのような消費者向けの大型株には資金が向かいました。10~12月期の見通しなど、同社の決算後の流れも続いています。
  • BSX:Boston Scientific Corp.(ヘルスケア) +5.33%
    カテーテルなど医療機器の大手です。ヘルスケアの買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • STZ:Constellation Brands Inc.(生活必需品) +5.33%
    ビール大手です。生活必需品の買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • BXP:BXP Inc.(不動産) +5.32%
    オフィスビルを保有するREITです。金利低下で不動産株が買われた流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • ALB:Albemarle Corp.(素材) +5.30%
    リチウムの大手です。原油安で、電気自動車などクリーンエネルギー関連が見直されたとみられます。素材セクターの上昇にも乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • NKE:Nike Inc.(一般消費材) +5.22%
    スポーツ用品の大手です。消費関連の買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • OMC:Omnicom Group Inc.(通信サービス) +5.22%
    広告会社の大手です。通信サービスセクターの上昇に乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • GIS:General Mills Inc.(生活必需品) +5.19%
    食品大手です。生活必需品の買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • TJX:TJX Companies Inc.(一般消費材) +5.18%
    ディスカウント衣料小売の大手です。ROSTと同じく、ガソリン価格の低下による家計の余裕への期待から買われました。
  • DRI:Darden Restaurants Inc.(一般消費材) +5.11%
    外食チェーンの運営会社です。外食株の上昇と消費関連の買いに乗りました。個別の材料は確認できていません。
  • ANET:Arista Networks Inc.(先端技術) +5.04%
    AI向けネットワーク機器の大手で、11/3の引け後に決算を発表しました。AI関連の多くが売られる中で上昇しました。決算の詳細な数値は確認できていません。
  • CPRT:Copart Inc.(工業・産業) +5.02%
    中古車のオンライン競売大手です。景気敏感株が買われる流れに乗りました。個別の材料は確認できていません。

5%以上下落したS&P500構成銘柄

該当は48銘柄でした(時価総額100億ドル以上)。原油安を受けたエネルギー関連、防衛株、そしてAI・半導体とデータセンター向けの電力・設備関連に売りが集中しました。AIインフラ関連の売りは、AIへの投資負担と回収時期への警戒が再燃した動きとみられます。民主党が議会を握り、AIやデータセンターへの監視が強まるのではないかとの観測もあります。

  • MPWR:Monolithic Power Systems Inc.(先端技術) -5.05%
    AIサーバー向けの電源用半導体を手がけます。半導体株が全体に売られ、MUが-6.96%と下げた流れに巻き込まれました。個別の悪材料は確認できていません。
  • OXY:Occidental Petroleum Corp.(エネルギー) -5.13%
    原油が約8%下落し、資源会社の業績悪化への懸念から売られました。エネルギーセクターは-4.74%でした。
  • COP:Conocophillips(エネルギー) -5.17%
    原油安で石油・ガスの採掘会社が売られました。11/5に決算発表を予定しており、原油価格の下落が業績見通しに与える影響を見極めたい動きも出ています。
  • EOG:EOG Resources Inc.(エネルギー) -5.23%
    シェールオイル大手です。原油安で収益の悪化が警戒されました。11/5に決算発表を予定しており、様子見の売りも出たとみられます。
  • CAT:Caterpillar Inc.(工業・産業) -5.23%
    建設機械の大手で、データセンター向けの発電設備でも期待されてきた銘柄です。AI投資への警戒が再燃し、関連株と一緒に売られたとみられます。個別の悪材料は確認できていません。
  • BKR:Baker Hughes Co.(エネルギー) -5.53%
    油田サービス大手です。原油の急落で、石油会社の掘削投資が減るとの見方から売られました。
  • HPE:Hewlett Packard Enterprise Co.(先端技術) -5.67%
    サーバーやネットワーク機器の大手です。AI関連のハードウェア株が売られた流れに乗り、下落しました。個別の悪材料は確認できていません。
  • SMCI:Super Micro Computer Inc.(先端技術) -5.70%
    AIサーバーの大手で、11/3の引け後に決算を発表しました。発表後の流れを引き継ぎ、AI関連の売りに巻き込まれました。決算の詳細な数値は確認できていません。
  • VLO:Valero Energy Corp.(エネルギー) -5.76%
    石油精製大手です。原油価格の急変動で、製品価格と精製マージンの先行きが読みにくくなり、売られたとみられます。MPCとともに下げました。
  • CMI:Cummins Inc.(工業・産業) -5.76%
    エンジンと発電機の大手で、データセンター向け非常用電源でも注目されてきました。AIインフラ関連の売りに連れて下げました。11/5に決算発表を予定しています。
  • GLW:Corning Inc.(先端技術) -5.84%
    光ファイバーの大手です。AIデータセンターの通信設備に関連する銘柄として売られました。個別の悪材料は確認できていません。
  • COHR:Coherent Corp.(先端技術) -5.98%
    光通信用の部品を手がけます。AI向け通信設備への期待が強かった銘柄で、AI関連の売りに巻き込まれました。
  • APH:Amphenol Corp.(先端技術) -6.15%
    コネクタの大手で、AIサーバー向けの需要が大きい銘柄です。AI関連が売られる流れに連れて下げました。個別の悪材料は確認できていません。
  • JCI:Johnson Controls International Plc(工業・産業) -6.26%
    ビルの空調・設備大手で、データセンターの冷却でも期待されてきました。AIインフラ関連の売りに連れて下げました。
  • KEYS:Keysight Technologies Inc.(先端技術) -6.31%
    電子計測器の大手です。半導体と通信設備の関連株が売られる流れに乗り、下落しました。個別の悪材料は確認できていません。
  • BE:Bloom Energy Corp.(工業・産業) -6.36%
    燃料電池でデータセンターの電源を供給する会社です。AIインフラ関連の売りに加え、原油安で再生可能エネルギーへの関心が移ったとみられます。
  • WMB:Williams Cos. Inc.(エネルギー) -6.36%
    天然ガスのパイプライン大手です。エネルギー価格の下落と、データセンターのガス需要への期待後退が重なったとみられます。個別の悪材料は確認できていません。
  • LHX:L3Harris Technologies Inc.(工業・産業) -6.46%
    防衛・通信機器の大手です。中東の戦争が終結に向かうとの期待で、防衛株全体が売られました。ロッキード・マーチンなど同業も大きく下げました。
  • CEG:Constellation Energy Corp.(公益事業) -6.71%
    原子力発電の大手です。AIデータセンター向けの電力需要への期待が後退し、売られました。公益事業セクター全体は+0.44%と小幅高で、AI関連の電力株だけが売られました。
  • WDC:Western Digital Corp.(先端技術) -6.77%
    ハードディスクとフラッシュメモリの大手です。記憶媒体の関連株が売られ、MUやSNDK、STXとそろって下落しました。
  • TER:Teradyne Inc.(先端技術) -6.80%
    半導体の検査装置の大手です。半導体関連の売りに連れて下げました。個別の悪材料は確認できていません。
  • LMT:Lockheed Martin Corp.(工業・産業) -6.88%
    防衛の最大手です。民主党が議会を握り、中東の戦争の終結圧力や国防予算への警戒が強まるとの見方から売られました。同日、ノースロップ・グラマンとゼネラル・ダイナミクスも下落しました。
  • APA:APA Corp.(エネルギー) -6.93%
    原油と天然ガスの採掘会社です。原油価格の急落で、収益が悪化するとの見方から売られました。
  • MU:Micron Technology Inc.(先端技術) -6.96%
    メモリ半導体の大手です。AI関連の売りが集中し、半導体株の中でも下げが大きくなりました。NASDAQが上昇する中で、半導体は取り残された形です。個別の悪材料は確認できていません。
  • MRVL:Marvell Technology Inc.(先端技術) -7.08%
    AI向けカスタム半導体の会社です。AI関連が売られる流れに連れて下げました。個別の悪材料は確認できていません。
  • CRL:Charles River Laboratories International Inc.(ヘルスケア) -7.27%
    創薬の受託研究の会社です。ヘルスケア全体が上昇する中で逆行しました。当日の個別材料は確認できていません。
  • DVN:Devon Energy Corp.(エネルギー) -7.35%
    シェールオイルの採掘会社です。WTI原油が約8%下落し、収益悪化への警戒から売られました。
  • LITE:Lumentum Holdings Inc.(先端技術) -7.85%
    光通信部品の会社です。AIデータセンター向けの需要が期待されてきた銘柄で、AI関連の売りに巻き込まれました。個別の悪材料は確認できていません。
  • SNDK:Sandisk Corp.(先端技術) -7.94%
    フラッシュメモリの大手です。メモリ関連の売りに連れ、MUやWDCとそろって下落しました。AIメモリ需要の期待が高かった分、売りも大きくなりました。
  • MPC:Marathon Petroleum Corp.(エネルギー) -8.11%
    石油精製大手です。原油価格が急変動し、製品価格と精製マージンの先行きが読みにくくなったとみられます。エネルギー関連の売りにも連れました。
  • STX:Seagate Technology Holdings Plc(先端技術) -8.17%
    ハードディスクの大手です。記憶媒体の関連株が売られ、WDCなどとそろって下落しました。個別の悪材料は確認できていません。
  • DELL:Dell Technologies Inc.(先端技術) -8.82%
    AIサーバーの大手です。AI関連のハードウェア株が売られ、時価総額が2,000億ドルを超える大型株でも大きく下げました。個別の悪材料は確認できていません。
  • CIEN:Ciena Corp.(先端技術) -9.28%
    光通信機器の大手です。AIデータセンター向けの通信設備への期待が高かった銘柄で、AI関連の売りに巻き込まれました。個別の悪材料は確認できていません。
  • GEV:GE Vernova Inc.(工業・産業) -9.30%
    発電設備の大手です。AIデータセンターの電力需要への期待が強かった銘柄で、AIインフラ関連の売りの中心になりました。時価総額は2,200億ドル超です。個別の悪材料は確認できていません。
  • GNRC:Generac Holdings Inc.(工業・産業) -9.54%
    発電機の大手で、データセンター向け非常用電源への期待があった銘柄です。AIインフラ関連の売りに連れて大きく下げました。
  • EME:Emcor Group Inc.(工業・産業) -9.64%
    ビルの設備工事の大手で、データセンター建設でも受注が期待されてきました。AIインフラ関連の売りに連れ、FIXとそろって下げました。
  • ETN:Eaton Corp. Plc(工業・産業) -9.86%
    電力機器の大手です。データセンター向けの配電設備への期待が高かった銘柄で、AIインフラ関連の売りに巻き込まれました。個別の悪材料は確認できていません。
  • PWR:Quanta Services Inc.(工業・産業) -11.65%
    送電設備の工事大手です。データセンター向けの電力インフラ投資への期待が強かった銘柄で、AI関連の設備投資への警戒から売られたとみられます。個別の悪材料は確認できていません。
  • FLEX:Flex Ltd.(先端技術) -12.33%
    電子機器の受託製造の大手で、データセンター向けの電源・冷却機器も手がけます。AIインフラ関連の売りに連れて大きく下げました。
  • CVS:CVS Health Corp.(ヘルスケア) -12.53%
    2社への分割計画を発表し、決算も出ました。EPSは2.09ドルで予想の1.65ドルを上回りました。ヘルスケアセクターが買われる中での下落で、分割の先行きへの不安や、保険事業の見通しへの警戒が売りを誘ったとみられます。詳細な理由は確認できていません。
  • VRT:Vertiv Holdings Co.(工業・産業) -12.89%
    データセンターの電源・冷却機器の大手です。AIデータセンター向けの設備投資への警戒が再燃し、売られました。出来高は約1,280万株でした。個別の悪材料は確認できていません。
  • TPL:Texas Pacific Land Corp.(エネルギー) -13.36%
    テキサス州の土地を保有し、石油・ガスの採掘権料が収益源の会社です。原油が約8%下落し、権料収入への警戒から大きく売られました。
  • NRG:NRG Energy Inc.(公益事業) -13.52%
    電力小売・発電の会社です。AIデータセンター向けの電力需要への期待が後退し、VSTやCEGとそろって売られました。個別の悪材料は確認できていません。
  • VST:Vistra Corp.(公益事業) -13.83%
    電力会社で、AIデータセンター向けの電力供給でも注目されてきました。AIインフラ関連の売りの中心になり、出来高は約2,032万株でした。個別の悪材料は確認できていません。
  • DDOG:Datadog Inc.(先端技術) -14.42%
    決算は良好で、EPSが0.81ドルと予想の0.64ドルを超え、売上高も12億ドルで予想(11.4億ドル)を上回りました。それでも売られたのは、期待が高かったことに加え、AI・ソフトウェア関連への警戒が重なったとみられます。時間外では小幅高でした。詳細な理由は確認できていません。
  • FIX:Comfort Systems USA Inc.(工業・産業) -15.08%
    データセンターの空調設備工事が主力です。朝の時点からAIデータセンターの設備投資への警戒を理由に売られ、下げ幅が広がりました。AIインフラ関連の売りの代表格になりました。
  • TRMB:Trimble Inc.(先端技術) -17.31%
    測量機器と建設向けソフトの会社です。当日の個別材料は詳細を確認できていません。出来高は約687万株で、時価総額が約127億ドルの中型株が、AI・ソフトウェア関連の売りに巻き込まれた面もありそうです。
  • FIS:Fidelity National Information Services Inc.(先端技術) -23.67%
    通期の業績見通しを引き下げ、ジェームス・ケホーCFOが11/5付で退任すると発表しました。JPモルガンの格下げも重なり、S&P500で最大の下落率でした。出来高は約3,703万株でした。暫定のCFOには最高会計責任者のアレクサンドラ・ブルックス氏が就きます。

セクター別騰落率

11セクターのうち7セクターが+2%以上、2セクターが-1%以下でした(SPDRセクター別ETFの値)。先端技術は-0.01%とほぼ横ばいで、MSFTやAAPLの上昇とMU、DELLの下落が相殺しました。金利と原油が下がった日は、消費、金融、ヘルスケアなど金利や景気に敏感な業種に資金が回りやすく、AI・半導体と原油関連が売られる構図でした。

  • 一般消費材(Consumer Cyclical) +4.26%
    最も上昇したセクターです。原油安によるガソリン価格の低下と米10年国債利回りの低下が、家計と住宅ローンの負担軽減につながるとの期待を呼びました。AMZNが+6.16%、HDが+6.53%、MCDが+6.53%でした。住宅建設、航空、クルーズ、旅行も買われました。
  • 金融(Financial) +3.51%
    選挙結果で政策の不透明感が薄れ、株式相場の上昇で運用資産への安心感も広がりました。BRK-Bが+3.95%、運用大手のBXが+6.24%、APOが+8.11%、KKRが+5.57%でした。一方、FISはCFO退任と見通し引き下げで急落しました。
  • 通信サービス(Communication Services) +3.47%
    TTWOが+7.13%、RDDTが+5.97%、CHTRが+5.68%と、ゲーム、ネット広告、通信の各社が買われました。金利低下で成長株が見直された流れです。AI関連の半導体と違い、広告やコンテンツを持つ企業に資金が向かいました。
  • 生活必需品(Consumer Defensive) +3.36%
    TGTが+5.63%、HRLが+7.06%でした。ガソリン価格の下落が家計の余裕につながるとの期待から、低価格小売が大きく買われました。値動きの小さい業種ですが、この日は成長株に近い動きで、DLTRやDGは9%前後上昇しました。
  • 不動産(Real Estate) +3.32%
    米10年債利回りの低下は、配当を重視する不動産投資信託(REIT)に有利に働きます。通信塔のCCIが+6.46%、SBACが+5.84%、木材のWYが+5.63%、オフィスのBXPが+5.32%でした。借入金利の低下は、不動産会社の資金調達負担も軽くします。
  • ヘルスケア(Healthcare) +3.06%
    民主党が議会を握り、医療保険補助金やメディケイドが縮小されにくくなるとの見方で、保険・病院株が買われました。CNCが+12.64%、HCAが+10.34%、UHSが+10.91%でした。ISRGが+9.41%、SYKが+9.37%でした。一方、CVSは分割計画の発表日に-12.53%と大きく売られました。
  • 素材(Basic Materials) +2.49%
    金先物が+3.37%と急伸し、金鉱のNEMが+9.90%でした。SHWが+6.64%、ALBが+5.30%と、住宅・建設関連の素材も買われました。原油安は化学品の原料費を下げます。景気への安心感が強まり、素材セクター全体が買われました。
  • エネルギー(Energy) -4.74%
    WTI原油が-7.88%の88.52ドルへ急落し、最も下げたセクターです。中東の戦争が終結に向かうとの期待で原油の上乗せ価格が剥がれました。COPが-5.17%、DVNが-7.35%でした。TPLは-13.36%、MPCは-8.11%と、権料収入や精製マージンに敏感な銘柄ほど大きく下げました。
  • 工業・産業(Industrials) -1.09%
    内訳に差が大きいセクターです。UALが+8.00%、GWWが+6.54%と上昇した一方、AIデータセンター向けの電力・設備関連が売られました。GEVが-9.30%、ETNが-9.86%、PWRが-11.65%でした。防衛のLMTも-6.88%、CATも-5.23%と下落しました。

主要3指数とドル円の動き

3指数がそろって上昇し、ダウの上げ幅が最大でした。選挙の結果が見えたことで、大型株と景気敏感株に買いが集まり、半導体を除いて広く買われました。ドル円は小幅に円高でした。

  • S&P500(7,688.62、前日比+1.58%)
    始値が日中安値と同じ7,635.81で、そこから買いが続き、高値の7,715.57の手前で終えました。5%以上上昇した銘柄が103ある一方、下落は48でした。消費関連、金融、ヘルスケア、不動産が上昇を引っ張り、エネルギーと工業・産業が足を引っ張りました。AI・半導体は買われず、資金が一部の成長株から幅広い業種へ移った日です。
  • Dow30(53,356.12、前日比+3.03%)
    始値が安値と同じ52,410.23で、高値53,492.40の近くで引けました。上げ幅は1,569.40ドルです。MSFT、AMZN、AAPLなどの大型株が大きく上昇し、景気敏感のHDやMCDも買われました。TheStreetによると、終盤の時点で値下がりしたのは30銘柄中4銘柄だけで、CATもその1つでした。選挙後の安心感と、原油安・金利低下が同時に効いた日です。
  • NASDAQ(25,736.51、前日比+1.44%)
    高値は26,048.83まで伸びましたが、引けは25,736.51で、上げ幅の一部を戻しました。AAPL、MSFT、AMZNは上昇した一方、MUが-6.96%、MRVLが-7.08%、DELLが-8.82%と、AI・半導体株が重荷でした。選挙の結果を受けて、AIやデータセンターへの監視が強まるのではとの見方も出ています。上昇はAI以外の大型株が中心でした。
  • ドル円(158.43円、前日比-0.12%)
    日中の安値は157.38円で、そこから158円台に戻して引けました。米10年債利回りの低下でドルが売られましたが、選挙後の安心感で戻した形です。日本から米国株に投資している場合、円高に傾くと円建ての評価額は目減りしますが、この日の円高は0.19円と小幅でした。為替介入への警戒と、日米の金利差の動きを引き続き確認したいところです。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

原油が急落し、金利とVIX指数が下がり、金が上昇しました。インフレ懸念が和らぎ、投資家の不安が薄れた様子がそろって表れた日です。

  • WTI原油先物(88.52ドル、前日比-7.88%)
    始値の96.81ドルから一貫して売られ、安値87.13ドルまで下げました。民主党の勝利で戦争への国内の不満が表れ、イラン情勢の終結圧力が強まるとの観測から、ブレントも約2か月ぶりに95ドルを割り込みました。一方、ホルムズ海峡では機雷による被害が報告されており、供給リスクは残っています。原油安はインフレ懸念を和らげ、航空やクルーズに有利ですが、エネルギー株は大きく下がりました。
  • 米10年国債利回り(4.89%、前日比-1.17%)
    前日比-1.17%は利回りの変化率で、1.17ポイント低下の意味ではありません。実際の低下幅は0.06ポイントです。原油安でインフレ懸念が和らぎ、債券が買われました。ISM非製造業の物価指数が予想を下回ったことも、金利低下につながりました。住宅ローン金利の低下を期待して、住宅株が買われました。
  • VIX指数(16.75、前日比-19.56%)
    VIX指数は、S&P500の今後約30日間の予想変動率を示す指標です。こちらも前日比は変化率で、4.08ポイントの低下でした。一般に20を下回ると、市場の不安は落ち着いた水準とされます。選挙の結果が見えたことで、先行きの不確実性が薄れました。ただ、不安が急に薄れた後は、小さな悪材料にも敏感になりやすいため、油断は禁物です。
  • 金先物(4,073.20ドル、前日比+3.37%)
    始値の3,940.80ドルから4,080.90ドルの高値まで上昇しました。ドル指数の下落と金利の低下が、金の保有コストを下げました。中東の海上輸送の不安も、安全資産としての金を支えました。銀も大きく上昇しています。私は純金を資産の5%程度、インフレ対策として持つのが有効と考えています。

私の米国株ポートフォリオ 前日比(要入力)%

11/4の日本市場では半導体株が大きく下げ、私のポートフォリオも成長株寄りの商品を中心に軟調でした。MAXISナスダック100上場投信が-1.85%、GX半導体が-1.77%、iFreeETF FANG+が-1.20%でした。S&P500連動のETFは-0.70%と-0.87%、米国連続増配株ETFは-0.40%で、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は+0.36%でした。この下げで、指値を入れていたGX半導体(SOX指数連動型ETF。米国の半導体株30社の指数に連動します)が約定し、新しく仲間に加わりました。11/4の米国の大幅高は、時差で11/5の日本市場に反映されます。値動きに一喜一憂せず、積立を続けます。

経済指標発表結果

  • ISM非製造業指数(10月:54.5、予想54.8、前回54.9)
    サービス業の景況感を示す指標で、50を上回ると拡大を意味します。結果は予想と前回をわずかに下回りましたが、54台は拡大基調を保つ水準です。景気が急に冷え込む様子は見えず、FRBが利下げを急ぐ材料にもなりにくい内容でした。株式市場では悪材料とは受け止められず、長期投資では、堅調な景気が続くかを引き続き確認したいところです。
  • ISM非製造業物価指数(10月:73.0、予想74.6、前回74.0)
    サービス業の仕入れ価格の動きを示す指標で、物価の先行指標です。予想も前回も下回り、価格上昇の勢いがやや落ち着きました。ただ、70を超える水準は依然として高く、インフレ圧力が残っていることを示します。原油安と合わせて、米10年国債利回りの低下につながりました。物価の落ち着きが続くかが、金利を見るうえでの焦点です。
  • ADP非農業部門雇用者数(10月:86K、予想67K、前回86K)
    民間の雇用者数の増加を示します。予想を約2万人上回り、前回と同じ水準でした。雇用は大きく崩れていません。雇用が強いと利下げ観測は後退しやすくなりますが、この日は原油安による物価の安心感が勝ち、株式は上昇しました。金曜日の雇用統計を前に、労働市場の様子を確かめる材料です。
  • ISM非製造業雇用指数(10月:51.4、予想50.0、前回50.1)
    サービス業の雇用の動きを示します。予想と前回を上回り、50を超えて雇用の拡大に転じました。ADPの結果と合わせて、労働市場の底堅さを示します。景気が悪化していないため、企業業績への懸念は小さく、株式には安心材料です。長期投資では、雇用の強さが利下げの時期にどう影響するかを見守りたいところです。
  • S&Pグローバル・サービス業PMI(10月:56.1、予想57.9、前回58.8)
    サービス業の購買担当者に聞いた景況感の指標です。予想と前回を下回り、拡大の勢いが落ち着きました。ただ、56台は50を大きく上回る水準です。ISM非製造業指数と合わせ、サービス業は強いものの、勢いは少し鈍っています。総合PMIも55.9で、予想の57.6を下回りました。
  • EIA原油在庫(10月30日までの週:-0.865M、予想-1.700M、前回-1.892M)
    米国の原油在庫の週ごとの変化です。在庫は減りましたが、予想ほどの減少ではなく、需給の引き締まりは限定的でした。この日の原油は、在庫よりも選挙後の中東情勢の見方に大きく動かされました。ガソリン在庫は-0.222Mで、予想の+0.2Mに反し、わずかに減りました。
  • アトランタ連銀GDPNow(Q4:3.4%、予想3.7%、前回3.7%)
    アトランタ連銀が公表する、GDPの速報予測です。10~12月期の成長率の見通しは3.4%で、前回から下がりましたが、依然として高い成長が続く見通しです。景気の強さは、企業業績にとって好材料です。長期投資では、成長の強さが物価を再び押し上げないかも確認したいところです。
  • 指標を総合すると、景気は強いままで、物価の勢いはやや落ち着きました。原油安と合わせて、インフレ懸念が和らぐ内容です。

主要銘柄の決算発表結果

  • BRK-B:Berkshire Hathaway Inc.(金融)
    EPSの予想は5.78ドル、売上高の予想は1,009.3億ドルですが、実績が未発表のため判定できません。株価は+3.95%と、金融セクターの上昇に乗りました。時価総額は1.24兆ドルです。
  • ARM:Arm Holdings plc(先端技術)
    EPSは0.52ドルで予想の0.47ドルを上回り、売上高も14.4億ドルで予想(13.8億ドル)を超えました。それでも株価は-5.28%と下落しました。AI・半導体株が全体に売られた流れに巻き込まれた面が大きいとみられます。時間外でも約4%安でした。
  • MCD:McDonald’s Corp.(一般消費材)
    EPSは3.57ドルで予想の3.38ドルを上回りました。売上高は71.6億ドルで予想の72.9億ドルに届きませんでしたが、米国の既存店売上高は-0.2%と、予想の-0.5%より小幅でした。値頃感のある商品が家計に支持され、株価は+6.53%でした。
  • QCOM:Qualcomm Inc.(先端技術)
    EPSは2.17ドルで予想と一致し、売上高は104.4億ドルで予想の101.4億ドルを上回りました。株価はスペースXとの5G網提携の発表も加わり+5.66%でしたが、決算発表後の時間外では約6%下落しています。通常取引の上昇のあとに、発表内容を見極める売りが出ました。
  • UBER:Uber Technologies Inc.(先端技術)
    EPSは0.88ドルで予想の0.86ドルを上回り、売上高は148億ドルで予想の146.7億ドルを超えました。ただ、10~12月期の調整後EPSの見通しは0.95~0.99ドルで、予想の1.06ドルを下回りました。ドライバー不足、燃料高、中東情勢が成長を押し下げており、株価は市場全体の上昇に乗って+4.94%でした。
  • MCK:Mckesson Corp.(ヘルスケア)
    EPSは11.68ドルで予想の10.71ドルを大きく上回り、売上高は1,109.6億ドルで予想の1,098.6億ドルを超えました。医薬品の流通は景気に左右されにくく、安定した業績が評価され、株価は+6.98%でした。
  • CVS:CVS Health Corp.(ヘルスケア)
    EPSは2.09ドルで予想の1.65ドルを大きく上回り、売上高は1,084億ドルで予想の1,047.5億ドルを超えました。同時に2社への分割計画を発表しましたが、株価は-12.53%と大きく下落しました。決算は強かったものの、分割の実行リスクと、保険事業の先行きへの懸念が先行したとみられます。
  • APP:Applovin Corp.(通信サービス)
    EPSは4.30ドルで予想の4.04ドルを上回り、売上高は21.8億ドルで予想の20.8億ドルを超えました。広告配信ソフトでAI技術を活用し、成長が続いています。通常取引では+10.43%でしたが、引け後の時間外ではさらに17%超上昇しています。
  • DDOG:Datadog Inc.(先端技術)
    EPSは0.81ドルで予想の0.64ドルを大きく上回り、売上高は12億ドルで予想の11.4億ドルを超えました。それでも株価は-14.42%と急落しました。期待の高かった銘柄に、AI・ソフトウェア関連への警戒が重なったとみられます。時間外は小幅高で、発表直後の売りは一巡した様子です。

主な経済ニュース

  • 民主党が上下両院を制し、ダウは1,500ポイント超の上昇
    中間選挙で民主党が上院と下院の両方の多数派を握る見通しとなり、市場は結果が見えたことを歓迎しました。選挙の夜は先物が売られましたが、朝には買いに転じ、ダウは今年最大級の上げ幅になりました。トランプ大統領は民主党に祝意を示す一方、拒否権で対抗する構えも見せています。ドイツ銀行のストラテジストは、与党が不人気な中間選挙として歴史的には標準的な結果と評価しています。長期投資では、議会が分かれたあとの政策の中身を落ち着いて確認したいところです。(AP通信、ABC News、TheStreet:11/04)
  • 原油が急落、ブレントは約2か月ぶりに95ドルを割り込む
    ブレントは約9%安の94ドル台、WTIは約8%安の88ドル台に下げました。共和党の敗北は戦争への不満を映したとの受け止めが出て、ヴァンス副大統領が敗因にイラン戦争を挙げたと報じられました。戦争の終結圧力が高まるとの期待から、原油に上乗せされていた戦争プレミアムが剥がれています。原油安は物価を押し下げ、金利の低下にもつながりました。エネルギー株は下落し、航空株が上昇しました。(AP通信、TheStreet:11/04)
  • イラン側は選挙結果を「戦争拒否の表れ」と主張、ホルムズ海峡では緊張が続く
    イランの首席交渉官ガリバフ氏は、選挙結果は米国民が戦争を拒んだ証拠だと述べました。一方、イラン革命防衛隊は、タンカー4隻が機雷に接触して炎上したと発表しました。外交の動きは進んでいても、海上輸送のリスクは残っています。トランプ氏は、戦争を後悔していないと発言しました。原油が下がっても、供給の混乱が再び起きれば反発する可能性があります。(TheStreet:11/04)
  • 防衛株とトランプ関連株が下落
    ロッキード・マーチンが約7%安、ノースロップ・グラマンが約4.2%安、ゼネラル・ダイナミクスが約2.4%安でした。戦争の終結圧力や国防予算への警戒が重なったとみられます。トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは一時約23%下げ、テスラも売られました。マスク氏が選挙に巨額を投じたことも、関連株の売りにつながったと報じられています。(AP通信、TheStreet:11/04)
  • 米10年国債利回りが低下、金は3%超の上昇
    原油の急落でインフレ懸念が和らぎ、米10年国債利回りは4.89%まで下がりました。選挙結果が出た直後は、投資家が安全資産の米国債と貴金属に資金を避難させる動きもありました。金先物は+3.37%の4,073.20ドル、銀も約5%上昇しました。ドル指数は下落しています。長期投資では、金利の低下が続くかを物価の動きとあわせて確認したいところです。(AP通信、TheStreet:11/04)
  • AI・半導体は「選挙後の上昇」に乗れず
    MUは-6.96%、MRVLは-7.08%、DELLは-8.82%と、AI・半導体株は取り残されました。データセンター関連の設備会社も、AIへの投資負担への警戒から売られ、コンフォート・システムズUSAは朝の時点から大きく下げました。民主党が議会を握ることで、AIへの投資やデータセンターの拡大への監視が強まるのではとの見方もあります。一方、政策がすぐに変わるわけではないという冷静な見方も出ています。(Yahoo!Finance、TheStreet:11/04)
  • クアルコムとスペースX、スターリンクの携帯向け5G網で提携
    スペースXは、スターリンクの携帯向け全米5G網に、クアルコムの通信基地局向けプラットフォームを採用すると発表しました。数万カ所の基地局に展開し、運用開始は2027年の予定です。スペースXは先月、低周波数帯の免許取得でも合意しており、ATTやTモバイル、ベライゾンと直接競合する形になります。クアルコムはスマートフォン向けに偏った事業の幅を広げる狙いがあります。(TheStreet:11/04)
  • CVS、2社に分割へ
    CVSヘルスは、2028年前半までに、2つの上場会社に分割する計画を発表しました。アエトナや薬剤給付管理のケアマークなどを持つヘルスケア・ソリューション会社と、約9,000店の薬局などを運営するCVSファーマシーに分かれます。既存の株主は両社の株を持つことになります。約780億ドルでアエトナを買収した戦略の一部を巻き戻す動きで、株価は決算が好調でも-12.53%と大きく下落しました。(TheStreet:11/04)
  • FISが急落、CFO退任と通期見通しの引き下げ
    金融向けITのFISは、通期の業績見通しを引き下げ、CFOが退任すると発表し、-23.67%とS&P500で最大の下落率でした。JPモルガンの格下げも重なりました。ソフトウェア・サービスのアムドックスも、T-Mobileとの法的な争いを理由に2027年度の見通しを弱めに示し、一時約36%急落しました。個別の悪材料で大きく下がる銘柄が出る一方、市場全体は上昇した日でした。(TheStreet、Benzinga:11/04)
  • ウーバー、利益は予想を上回るも10~12月期の見通しは弱め
    7~9月期のEPSは0.88ドルで、予想の0.86ドルを上回りました。ただ、10~12月期の調整後EPSの見通しは0.95~0.99ドルで、予想の1.06ドルを下回りました。ドライバー不足、燃料高、中東情勢が、インド、ブラジル、カナダなどでの成長を押し下げています。同社はライダー向けの割引を減らし、ドライバー向けの奨励金に回すため、運賃が上がる可能性があります。(TheStreet:11/04)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

毎朝市場を眺めていると、ニュースの見出しより、静かに積み上がる数字のほうが長期投資では大切だと感じます。この日は選挙という大きな行事を通り抜け、結果が出たこと自体が相場に安心感を与えました。ただ、安心で上がった翌日に、別の材料で下がることもよくあります。私は上がっても下がっても、決めた金額を決めた日に積み立てるだけです。毎朝のレポートを読んでくださる皆さんに、いつも感謝しています。こちらから応援いただけると嬉しいです。それでは、今日も明るく元気に、笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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著者プロフィール

室井一夫(Kazuo Muroi)
Muroi Universal Research on Investment LLC 代表社員
一級建築士・建築1級施工管理技士・工学修士
Facebookグループ「米国株_投資の部屋」管理人(約4.7万人)

米国株式市場と経済動向に関する情報を毎日発信しています。

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