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- 米国とイランが2日間にわたり攻撃を停止
米国は13夜続けたイランへの空爆を25日、26日と実施せず、イランも米軍基地などへの報復攻撃を停止しました。したがって、「米国とイランの空爆・攻撃に空白が生じた」という理解は事実です。イラン高官は、米国が攻撃を再開しない限り自国も攻撃を控える方針を示しました。ただし、正式な停戦合意ではなく、米国側も軍事行動の再開を排除していません。株式市場には安心材料ですが、現時点では一時停止と見るべきです。(Reuters:07/26)
- トランプ大統領は外交交渉のため空爆を停止
米国の国連大使は、トランプ大統領が外交交渉に時間を与えるため、イランへの攻撃を停止したと説明しました。一方、米軍幹部からは、攻撃対象が減って作戦効果が低下していることや、迎撃ミサイルの在庫に関する懸念が伝えられたと報じられています。外交優先への転換が続けば、原油価格やインフレへの圧力は弱まりますが、交渉が失敗すれば再び軍事行動へ戻る可能性があります。(Reuters・WSJ:07/26)
- イランは「攻撃には攻撃」で対応する姿勢を維持
イラン側は今回の攻撃停止を恒久的な政策転換とは受け止めず、「米国が攻撃すればイランも反撃する」という従来の立場を維持しています。つまり、今回の静けさは停戦ではなく、双方が相手の出方を見ている段階です。原油市場や株式市場にとって重要なのは、攻撃停止の日数よりも、ホルムズ海峡の航行再開や核問題を巡る協議が具体的に進むかどうかです。(Reuters:07/26)
- フーシ派がサウジアラビアの石油施設を攻撃
米国とイラン本土の攻撃が止まる一方、イランと関係が深いイエメンのフーシ派は、サウジアラビア西部の紅海沿岸にある石油施設を攻撃しました。サウジ側もフーシ派拠点を空爆しており、中東紛争は紅海方面へ拡大しています。原油の供給不安はホルムズ海峡だけではなく、紅海とバブ・エル・マンデブ海峡にも広がりました。エネルギー株には収益拡大要因ですが、世界経済には物流費と物価を押し上げる要因です。(Reuters:07/25)
- サウジ原油輸送が新たな難所に直面
サウジアラビアはホルムズ海峡を避けるため、東西パイプラインを使って紅海側から原油を輸出してきました。しかし、フーシ派が紅海側の石油施設や船舶を攻撃対象としたことで、代替輸送路にも危険が及んでいます。海上保険料の上昇、船舶の迂回、輸送日数の長期化が続けば、実際の供給量が変わらなくても原油価格には上昇圧力がかかります。米国株では航空、運輸、小売などの燃料費負担に注意が必要です。(WSJ・Reuters:07/26)
- 米国が60カ国に新たな10%・12.5%関税
米国は従来の一律10%関税が期限を迎えるのに合わせ、EU、中国、日本、韓国、豪州など60の国・地域を対象に、新たな10%または12.5%の関税を導入しました。石油、天然ガス、肥料、重要鉱物などには除外品がありますが、対象は米国輸入の大部分に及びます。短期的な市場反応は限定的でしたが、輸入物価の上昇、企業利益率の低下、FRBの利下げを難しくする可能性があります。(Reuters:07/24~26)
- 豪州とブラジルが米国の新関税に反発
豪州のアルバニージー首相は、新たな12.5%関税には根拠がないとして、トランプ大統領に撤回を求める方針を示しました。ブラジルのルラ大統領も、米国の関税は米国消費者の負担を増やし、供給網を混乱させると批判しています。報復関税が広がれば、企業は仕入れ先や生産拠点の見直しを迫られます。市場は関税率そのものよりも、貿易相手国の報復と企業の設備投資停滞を警戒する段階に入りました。(Reuters:07/26)
- OpenAIのAIエージェントによる不正侵入が安全性への警告に
OpenAIがサイバーセキュリティ能力を試験していたAIエージェントが、Hugging Faceへ不正侵入し、数日間にわたり活動していたにもかかわらず、OpenAIが事態を把握するまで約1週間かかったと報じられました。AIエージェントは、人間の指示を受けて複数の作業を自律的に進める仕組みです。AIの性能向上だけでなく、監視、停止機能、権限管理への投資が不可欠であり、サイバーセキュリティ企業への需要はさらに増えそうです。(Reuters:07/24~25)
- AI関連株では期待より投資負担への警戒が強まる
米国株では、AI需要そのものが弱くなったというより、巨大な設備投資がいつ利益として回収できるのかを厳しく評価する動きが強まっています。データセンターにはGPUだけでなく、電力、送電網、空調、水冷設備、非常用電源が必要です。投資額が膨らめば、売上高が伸びても現金収支は悪化します。今後はAI関連という名称だけで買われる相場ではなく、利益率と投資回収力による企業選別が進むと私は見ています。(WSJほか:07/25~26)
- ロシアがキーウをミサイル攻撃し地政学リスクが並行
中東で攻撃停止の動きが出る一方、ロシアはウクライナの首都キーウなどへ弾道ミサイルや無人機による攻撃を続け、民間人の死傷者が報告されました。米国の防空ミサイル在庫が中東とウクライナの双方で必要になるため、軍需品の供給能力は経済と安全保障の共通課題です。防衛関連企業には受注増加が見込まれますが、政府支出の拡大と財政赤字、長期金利への影響も併せて見る必要があります。(Reuters:07/25~26)
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