室井のマーケット視点
7月10日の米国市場は、S&P500が+0.42%、Dow30が+0.29%、NASDAQが+0.29%と、主要3指数がそろって上昇しました。Meta Platformsが+5.97%と大きく買われたことが目立ちましたが、この日の特徴は大型ハイテク株だけの上昇ではありません。生活必需品が+0.88%、素材が+0.83%、公益事業が+0.80%となり、金融やエネルギーにも資金が広がりました。
Metaが指数を押し上げる一方、CrowdStrikeは-5.66%となり、先端技術株なら何でも買われる相場ではありませんでした。市場はAIというテーマを一括して評価する段階から、収益化の可能性、設備投資負担、現在の株価水準を企業ごとに見極める段階へ進んでいます。
週間では、NVIDIAが+8.28%、Broadcomが+10.96%、AMDが+7.74%、Meta Platformsが+14.81%となり、AI・半導体関連が再び相場の中心になりました。一方で、先端技術(Technology)全体が一様に上昇したわけではなく、MicrosoftやGoogleは下落しています。これはAI需要そのものが弱まったのではなく、上昇速度や企業ごとの利益成長に応じて、資金が選別されているためだと見ています。
セクター別では、週間でエネルギー(Energy)が+3.50%、先端技術(Technology)が+2.81%となる一方、工業・産業(Industrials)は-2.63%、素材(Basic Materials)は-2.42%、ヘルスケア(Healthcare)は-2.05%でした。ただし、7月10日単日では素材や生活必需品が上昇しており、週間の弱さから買い戻す動きも見られます。全面的な資金流出ではなく、分野間で資金が移動する相場と考えた方が自然です。
米10年国債利回りは4.569%まで上昇しました。通常であれば、高金利は高PER(株価収益率が高い)銘柄に不利ですが、株式市場は上昇しています。企業利益への期待が金利上昇への警戒を上回っているためです。ただし、金利がさらに上昇すれば、成長株の株価評価には影響が出やすくなります。強い相場だからこそ、金利との関係は丁寧に見ておく必要があります。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は15.03まで低下しました。20未満であることから、市場全体が全面的な恐怖状態にあるとは言えません。WTI原油先物は71.58ドル、金先物は4,120.90ドルへ下落しており、投資家が地政学リスクに備えて安全資産へ一斉に逃げる状況でもありません。ただし、米国とイランを巡る情勢が再び悪化すれば、原油、金利、インフレ、株価が同時に動く可能性があります。
今週はAI・半導体株が再び主役となりましたが、上昇銘柄を追いかけることより、相場の資金循環を確認することの方が重要です。長期投資では、毎日の勝ち負けではなく、市場に居続けられる資産配分と生活資金の管理が結果を左右します。私は今後も、一部の人気銘柄ではなく、S&P500やNASDAQ100などを通じて米国企業全体の成長を取り込む方針です。
投資は自己責任にてお願いします。
S&P500ヒートマップ
5%以上上昇したS&P500構成銘柄
- META:Meta Platforms +5.97%
Meta Platformsは、独自AI半導体を9月から量産し、AI向け計算能力を倍増させる計画が報じられ、大幅高となりました。新たなAIモデル「Muse Spark 1.1」の公開に加え、余剰計算資源を外部企業へ提供するクラウド事業への期待も高まっています。巨額のAI設備投資を広告事業の効率化だけでなく、外部収益にも結び付ける道筋が見え始めたことで、同社のAI戦略に対する市場評価が大きく改善しました。
5%以上下落したS&P500構成銘柄
- MRNA:Moderna -10.83%
Modernaは大幅反落しました。6月以降、季節性インフルエンザワクチンや個別化がんワクチンへの期待から株価が急上昇していたため、短期的な利益確定売りが集中したとみられます。新薬候補への期待は残る一方、臨床試験の結果や規制当局の判断によって企業価値が大きく変わるバイオ医薬品株特有の不確実性もあります。今回の下落だけで開発計画が後退したとは判断できませんが、値動きの大きさには注意が必要です。 - CRWD:CrowdStrike Holdings -5.66%
CrowdStrikeは前日の上昇から一転して売られました。AIを活用したサイバーセキュリティ需要は堅調ですが、株価には高い成長期待が織り込まれており、利益確定売りが出やすい水準でした。前回決算では売上高などが市場予想を上回った一方、今後の成長見通しが投資家の高い期待を十分に超えなかったことも、評価を慎重にする要因として残っています。長期的な需要拡大と短期的な割高感を分けて見る必要があります。
セクター別騰落率
市場全体では、生活必需品、素材、公益事業を中心に幅広いセクターが上昇し、資金が一部の大型ハイテク株だけでなく、ディフェンシブ株や景気敏感株へ分散する動きが見られました。一方、ヘルスケアは大きく下落しており、Modernaをはじめとする医薬品株の下げがセクター全体を押し下げました。全面高ではなく、個別材料による選別色が強い一日でした。
- ヘルスケア(Healthcare) -1.10%
ヘルスケアは全セクターの中で最大の下落となりました。Modernaの急落に加え、医薬品・バイオ関連銘柄で利益確定売りが広がり、セクター全体が軟調に推移しました。生活必需品や公益事業など他のディフェンシブ分野が上昇しているため、単純なリスク選好の変化ではなく、医薬品業界固有の業績不安や新薬開発リスクを警戒した資金移動と考えられます。
主要3指数とドル円の動き
市場全体では、主要3指数がそろって上昇しました。Meta Platformsの大幅高がS&P500とNASDAQを押し上げた一方、生活必需品、素材、公益事業、金融にも買いが広がり、特定の大型ハイテク株だけに依存しない値動きとなりました。ドル円は162円台前半から161円台後半へ下落し、円安の進行には一服感が見られました。
- S&P500(7,575.39、前日比+0.42%)
S&P500は一時7,579.93まで上昇し、終値でも堅調さを維持しました。Meta Platformsが約6%上昇して指数を押し上げたほか、生活必需品、素材、公益事業、金融など幅広い分野に買いが入りました。大型ハイテク株だけでなく複数のセクターへ資金が分散しており、長期投資家としては市場内部の広がりを確認できる一日でした。 - Dow30(52,637.01、前日比+0.29%)
Dow30は序盤に52,266.81まで下げましたが、その後は切り返し、149.60ドル高で取引を終えました。金融、エネルギー、素材、生活必需品などが上昇し、景気敏感株とディフェンシブ株の双方に買いが入りました。ハイテク株への集中だけではなく、米国を代表する大型企業へ資金が広がっている点は、相場の底堅さを示しています。 - NASDAQ(26,281.61、前日比+0.29%)
NASDAQは取引開始後に26,009.49まで下落したものの、その後は持ち直してプラス圏で終了しました。Meta Platformsの上昇が指数に寄与した一方、CrowdStrikeなど一部の高成長株には利益確定売りが入りました。AI関連株が一律に買われたわけではなく、業績見通しや株価水準を見ながら企業を選別する動きが続いています。 - ドル円(161.71円、前日比-0.40%)
ドル円は162.36円付近で始まった後、161.27円まで下落し、161円台後半で推移しました。162円台では円安の進み過ぎに対する警戒や為替介入への思惑が強まり、円を買い戻す動きが出たと考えられます。米国株へ投資する日本人にとって円高は円建て評価額を抑える要因ですが、1日単位の為替変動よりも長期的な企業利益の成長を重視したいところです。
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
市場全体では、米10年国債利回りが上昇した一方、主要3指数はそろって上昇し、恐怖指数と呼ばれるVIX指数は15台まで低下しました。原油と金も下落しており、投資家が地政学リスクや景気悪化を強く警戒する局面ではありません。ただし、長期金利が4.5%台後半まで上昇しているため、高PER(株価収益率が高い)銘柄への影響には注意が必要です。
- WTI原油先物(71.58ドル、前日比-0.69%)
WTI原油先物は一時73.16ドルまで上昇しましたが、その後は売りに押されました。供給途絶への警戒が後退する一方、世界景気と原油需要の先行きには慎重な見方が残っています。原油価格が70ドル台前半にとどまることは、企業の輸送費や原材料費の抑制につながり、インフレ再加速を警戒する株式市場にとっては比較的落ち着いた材料です。 - 米10年国債利回り(4.569%、前日比+0.66%)
米10年国債利回りは4.569%まで上昇しました。米国経済の底堅さを背景に、FRBによる早期利下げへの期待がやや後退し、債券が売られたと考えられます。通常、長期金利の上昇は将来利益の現在価値を押し下げるため、高PERのグロース株には不利です。ただし、この日は主要3指数が上昇しており、企業利益への期待が金利上昇への警戒を上回りました。 - VIX指数(15.03、前日比-5.11%)
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は15.03まで低下しました。20を下回る水準は、投資家が株価の急落を強く警戒していない状態を示します。主要3指数がそろって上昇し、生活必需品や素材、公益事業など幅広い分野へ買いが広がったことで、市場心理は安定していました。ただし、VIXが低い局面ほど突発的なニュースに反応しやすいため、過度な楽観は禁物です。 - 金先物(4,120.90ドル、前日比-0.48%)
金先物は一時4,081.70ドルまで下落した後、下げ幅を縮小しました。米10年国債利回りの上昇により、利息を生まない金の相対的な魅力が低下したことが主因です。VIX指数も低下しており、安全資産へ資金を移す動きは限定的でした。私は金を短期的な値上がりを狙う対象ではなく、インフレや地政学リスクに備える分散資産として見る方が適切だと考えています。
私の米国株ポートフォリオ
私のポートフォリオは小幅ながらプラスとなりました。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が+0.57%、MAXISナスダック100上場投信が+0.62%と上昇し、全体を押し上げました。一方、iFreeETF FANG+は-0.04%、GX超短期米国債は-0.36%となり、すべてが同じ方向へ動いたわけではありません。
日本市場で取引されるETFや投資信託には、前日の米国市場と為替の動きが時間差で反映されます。昨夜の米国市場は主要3指数がそろって上昇しましたが、ドル円は円高方向へ動いており、次の基準価額では株高と為替が相殺し合う可能性があります。個別株の急変に振り回されにくいETF中心の運用では、この程度の小幅な変動も自然な範囲です。
経済指標発表結果
- ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウント(445基、前回445基)
米国内で稼働する石油・ガス掘削設備の総数は445基となり、前回から変化しませんでした。掘削活動が増えていないことから、米国のエネルギー企業が原油価格や需要見通しを慎重に見ている様子がうかがえます。原油供給の急増を示す内容ではなく、エネルギー株やインフレ見通しへの直接的な影響は限定的でした。 - 米石油掘削リグ稼働数(581基、前回580基)
石油掘削リグの稼働数は前回から1基増加しました。増加幅はごく小さく、米国の原油生産能力が急速に拡大しているとは判断できません。WTI原油先物が70ドル台前半で推移する中、企業は採算性を確認しながら設備投資を進めていると考えられます。株式市場ではエネルギー株への影響より、インフレや金利への波及が注目点です。 - S&P500投機的ネットポジション(-42.9K、前回-37.6K)
S&P500先物の投機的ネットポジションは売り越し幅が拡大しました。これは短期筋が指数上昇に対してやや慎重になっていることを示します。ただし、現物市場ではS&P500が上昇しており、先物ポジションと株価の方向は一致していません。売り越しが積み上がる局面では、相場が上昇すると買い戻しが入りやすくなる点にも注意が必要です。 - NASDAQ100投機的ネットポジション(+2.1K、前回-7.6K)
NASDAQ100先物の投機的ポジションは、前回の売り越しから小幅な買い越しへ転じました。AI関連株や大型ハイテク株に対する投資家心理が改善したことを示しています。一方、買い越し幅はまだ大きくなく、市場が強気一辺倒になったわけではありません。金利上昇局面でも成長力の高い企業を選別する姿勢が続いています。 - CFTC原油投機的ネットポジション(75.7K、前回110.5K)
原油先物の買い越しは大幅に減少しました。投機筋が原油価格の上昇余地に慎重になり、持ち高を縮小したとみられます。世界景気や需要の先行きに不透明感が残る一方、供給不安も完全には消えていません。買い越し減少は原油価格の上値を抑えやすく、株式市場にとってはインフレ再加速への警戒を和らげる要因となります。
主要銘柄の決算発表結果
- PGR:The Progressive Corporation(金融(Financial))
Progressiveは時価総額1,345億ドルの大手損害保険会社ですが、添付表ではEPSと売上高の発表値が表示されておらず、予想値はEPS4.62ドル、売上高215.3億ドルとなっています。通常取引の株価は+0.52%の230.72ドル、時間外取引では-0.04%の230.63ドルと、ほぼ横ばいでした。保険料収入の伸びに加え、自動車保険の事故率や修理費上昇が収益性を左右するため、正式な決算数値の確認が必要です。 - DAL:Delta Air Lines(工業・産業(Industrials))
Delta Air LinesはEPSが1.56ドルとなり、市場予想の1.53ドルを上回りました。売上高も177億ドルと予想の174.7億ドルを上回り、航空需要の底堅さが確認されています。それでも通常取引の株価は-1.81%の87.39ドル、時間外取引でも-0.40%の87.04ドルとなりました。決算自体は予想を超えましたが、燃料費、人件費、今後の運賃動向などを踏まえると、市場が期待していたほど強い内容ではなかった可能性があります。
主な経済ニュース
- Metaの急伸でS&P500は最高値圏を維持
Meta Platformsが+5.97%と大幅に上昇し、S&P500とNASDAQを押し上げました。独自AI半導体の量産計画や計算資源の外部提供への期待が高まり、巨額の設備投資を広告以外の収益へ結び付ける可能性が評価されています。一方、他の先端技術株すべてが上昇したわけではなく、企業ごとの選別が進む相場でした。(Reuters:07/10) - AppleがOpenAIを企業秘密の不正取得で提訴
Appleは、OpenAIが退職者などを通じて開発中の製品に関する企業秘密を取得したとして提訴しました。両社はApple製品へのChatGPT搭載で協力関係にありますが、OpenAIがAI端末の開発を進める中、競争関係が鮮明になっています。AI競争がモデル開発だけでなく、人材、端末、知的財産の争奪戦へ移ったことを示す重要な動きです。(Wall Street Journal:07/10) - SKハイニックスの米国上場に巨額の投資需要
AI向け高性能メモリー大手SKハイニックスの米国上場に対し、募集額を大幅に上回る需要が集まったと報じられました。HBM(AI半導体向けの高速・大容量メモリー)需要の拡大が続くとの期待が背景です。AI投資への疑念が残る一方、半導体供給網の中心企業には依然として巨額の資金が向かっており、市場のAI需要への評価は二極化しています。(Bloomberg:07/10) - Delta Air Linesは予想を上回る決算でも株価下落
Delta Air LinesはEPSと売上高が市場予想を上回り、通期利益見通しも維持しました。運航座席数をほとんど増やさず、運賃上昇によって売上高を伸ばした点は航空需要の強さを示しています。ただし、燃料費が前年から大幅に増え、利益は減少しました。原油価格と中東情勢が航空会社の収益を左右する構図は今後も続きそうです。(Reuters:07/10) - 米国とイランの緊張が原油市場の変動要因に
米国とイランの軍事的緊張は続いていますが、エネルギー施設への攻撃が直ちに拡大するとの懸念が後退し、WTI原油先物は71.58ドルへ下落しました。原油高が一服すれば、輸送費や製造コストを通じたインフレ圧力は弱まります。ただし、ホルムズ海峡周辺の情勢次第では供給不安が再燃するため、株式市場にとって不安定要因が消えたわけではありません。(Reuters:07/10) - 米10年国債利回りは4.569%へ上昇
米10年国債利回りは4.569%まで上昇しました。米国経済の底堅さやインフレの高止まりを背景に、FRBが早期に金融緩和へ転じにくいとの見方が続いています。通常、金利上昇は高PER(株価収益率が高い)銘柄に不利ですが、この日は主要3指数がそろって上昇しました。投資家は金利よりも企業利益とAI関連の成長力を優先したようです。(Bloomberg:07/10) - 恐怖指数と呼ばれるVIX指数は15台へ低下
VIX指数は-5.11%の15.03まで低下しました。20を下回る水準は、株式市場が全面的な恐怖状態ではないことを示します。主要3指数の上昇に加え、生活必需品、素材、公益事業、金融など幅広いセクターへ資金が向かい、投資家心理は比較的安定していました。ただし、中東情勢や金利上昇を考えると、低いVIXを安心し過ぎるのも危険です。(Wall Street Journal:07/10) - EUがMetaの依存性対策を問題視
欧州当局は、FacebookとInstagramが利用者を長時間引き付ける設計について、デジタルサービス法に違反する可能性があるとの見解を示しました。違反が確定すれば高額な制裁金につながる可能性があります。それでもMeta株は大幅に上昇しており、市場は規制リスクよりもAI戦略と広告収益の成長を重視しました。大型IT企業には成長力と規制リスクが常に併存します。(Wall Street Journal:07/10) - 生活必需品と公益事業にも資金が流入
この日はMetaの上昇が目立ちましたが、セクター別では生活必需品が+0.88%、素材が+0.83%、公益事業が+0.80%となりました。AI関連株だけに資金が集中するのではなく、景気変動に比較的強い銘柄やインフラ企業にも買いが広がっています。指数上昇の裾野が広がった点は前向きですが、ヘルスケアは-1.10%とセクター間の差も大きくなりました。(Bloomberg:07/10) - 金価格下落が示す安全資産需要の後退
金先物は-0.48%の4,120.90ドルとなりました。米10年国債利回りの上昇によって、利息を生まない金の相対的な魅力が低下したほか、VIX指数の低下も安全資産への資金流入を弱めました。ただし、中東情勢やインフレリスクは残っています。私は金を短期的な値上がりを狙う対象ではなく、株式と異なる動きを期待する分散資産として捉えています。(Reuters:07/10)
今週の動き
- 今週の個別銘柄ヒートマップ総括
今週は半導体株が相場の中心となり、NVIDIAが+8.28%、Broadcomが+10.96%、AMDが+7.74%と大幅に上昇しました。Meta Platformsも+14.81%となり、AI関連への資金流入が再び強まっています。一方、MicrosoftやGoogleは下落し、AI関連なら一律に上昇する相場ではありませんでした。工業株や医薬品株には売りが広がり、企業の成長性と株価水準を厳しく選別する1週間でした。 - 今週のセクター別騰落率総括
セクター別ではエネルギー(Energy)が+3.50%で首位となり、先端技術(Technology)も+2.81%と大きく上昇しました。通信サービス(Communication Services)は+1.28%、一般消費材(Consumer Cyclical)は+0.94%でした。一方、工業・産業(Industrials)は-2.63%、素材(Basic Materials)は-2.42%、ヘルスケア(Healthcare)は-2.05%となり、AI・半導体とエネルギーへ資金が集中する一方、景気敏感株の一部や医薬品株から資金が流出する構図でした。
経済指標発表予定
以下の経済指標が発表される予定です。
主要銘柄の決算発表予定
以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。
おわりに
今週の米国株市場は、AI・半導体株が再び存在感を強める一方、工業・産業、素材、ヘルスケアには売りが広がり、指数だけでは分からない資金移動が見られました。金利は高水準ですが、恐怖指数と呼ばれるVIX指数は15台まで低下しており、市場全体が強い不安に包まれている状況ではありません。
こうした相場では、上昇している銘柄を追いかけるより、分散されたETFを通じて市場全体の成長を待つ方が、私には合っています。毎日の値動きは大きくても、長期投資で大切なのは、市場から離れず、資金管理を続けることだと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。このブログは毎朝、個人で市場データとニュースを整理して更新しています。内容が参考になりましたら、こちらから応援いただけると嬉しいです。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
著者プロフィール
室井一夫(Kazuo Muroi)
Muroi Universal Research on Investment LLC 代表社員
一級建築士・建築1級施工管理技士・工学修士
Facebookグループ「米国株_投資の部屋」管理人(約4.7万人)
米国株式市場と経済動向に関する情報を毎日発信しています。
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