【20260430】米国株式市場 投資研究レポート

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S&P500 ヒートマップ

5%以上上昇したS&P500構成銘柄

  • PWR:Quanta Services Inc(工業・産業) +15.78%
    電力インフラ投資の拡大とデータセンター向け送電需要の増加期待が材料視された。AI普及による電力需要増加の長期テーマが再評価され、資金流入が加速した。
  • QCOM:QUALCOMM Incorporated(先端技術) +15.12%
    スマートフォン需要回復とAIチップ分野への展開期待が株価を押し上げた。端末市場の底打ち観測と高収益モデルへの評価が重なり、大幅上昇となった。
  • TER:Teradyne Inc(先端技術) +12.12%
    半導体テスト需要の回復期待が強まり、AI関連設備投資の恩恵を受ける銘柄として物色された。サイクル回復局面入りの思惑が買いを誘発した。
  • SWKS:Skyworks Solutions Inc(先端技術) +11.99%
    スマートフォン関連需要の回復観測とRF半導体の中期成長期待が背景。アップル向け供給の安定性も評価され、見直し買いが優勢となった。
  • CIEN:Ciena Corporation(先端技術) +10.98%
    通信インフラ投資の増加とデータ通信量拡大が追い風。AIデータセンター向け光通信需要の拡大期待が株価を押し上げた。
  • IRM:Iron Mountain Inc(不動産) +10.02%
    データセンター事業の成長性が再評価された。安定収益に加えデジタル化需要の取り込みが進み、不動産セクター内で資金流入が目立った。
  • GOOG:Alphabet Inc(通信サービス) +9.97%
    広告事業の回復とAI活用による収益拡大期待が株価を押し上げた。クラウド事業の成長継続も評価され、大型テックへの資金回帰が見られた。
  • CAT:Caterpillar Inc(工業・産業) +9.88%
    インフラ投資と資源開発需要の底堅さが評価された。景気敏感株としての位置付けから、景気後退懸念の後退を背景に買いが優勢となった。
  • LLY:Eli Lilly and Company(ヘルスケア) +9.80%
    肥満治療薬など主力製品の需要拡大期待が継続。医薬品パイプラインの成長性が評価され、ヘルスケア内で資金流入が強まった。
  • CARR:Carrier Global Corp(工業・産業) +8.79%
    空調・冷却需要の拡大が評価された。特にデータセンター向け冷却需要の増加期待がテーマとなり、関連銘柄として買われた。
  • ORLY:O’Reilly Automotive Inc(一般消費材) +8.41%
    自動車アフターマーケット需要の安定性が評価された。景気減速局面でも需要が底堅いビジネスモデルが投資家に選好された。
  • GLW:Corning Inc(先端技術) +8.12%
    光ファイバー需要の増加とデータ通信インフラ投資の拡大期待が材料。AI時代の通信需要増加が長期テーマとして意識された。
  • PODD:Insulet Corporation(ヘルスケア) +7.57%
    糖尿病治療機器の需要拡大が継続し、成長期待が評価された。医療機器分野の中でも高成長銘柄として買いが優勢となった。
  • VRT:Vertiv Holdings Co(工業・産業) +7.59%
    データセンター向け電源・冷却設備の需要拡大が株価上昇の主因。AIインフラ投資の拡大が業績成長期待を押し上げた。
  • EME:EMCOR Group Inc(工業・産業) +7.00%
    建設・電気設備需要の底堅さが評価された。インフラ投資と設備更新需要の拡大が業績の安定成長期待につながった。
  • TXT:Textron Inc(工業・産業) +6.88%
    航空機・防衛関連需要の安定が評価された。防衛支出の拡大期待と民間航空回復が株価を押し上げた。
  • FIX:Comfort Systems USA Inc(工業・産業) +6.73%
    HVAC(空調設備)需要の拡大が背景。データセンター関連設備投資の恩恵を受ける銘柄として物色された。
  • MO:Altria Group Inc(生活必需品) +6.52%
    高配当利回りと安定収益が評価された。金利低下局面でのディフェンシブ銘柄として資金流入が見られた。
  • FSLR:First Solar Inc(先端技術) +5.92%
    再生可能エネルギー需要の拡大期待が材料。政策支援や設備投資の増加が業績成長を後押しするとの見方が強まった。
  • ARES:Ares Management Corp(金融) +5.90%
    オルタナティブ投資(株式・債券以外の投資)需要の拡大が評価された。資産運用残高の増加期待が株価上昇につながった。
  • WAT:Waters Corporation(ヘルスケア) +5.85%
    分析機器需要の回復期待が材料。医薬・研究開発分野の投資拡大が業績の下支えとなるとの見方が広がった。
  • MPWR:Monolithic Power Systems(先端技術) +5.74%
    電源半導体需要の拡大が背景。AI・データセンター関連での用途拡大が中長期成長期待を支えた。
  • ETN:Eaton Corp Plc(工業・産業) +5.41%
    電力管理機器需要の増加が材料。電力インフラ投資拡大とエネルギー効率化ニーズが株価を押し上げた。
  • CEG:Constellation Energy(エネルギー) +5.39%
    電力需要増加と原子力発電の再評価が背景。安定供給源としての価値が見直され、資金流入が強まった。
  • DE:Deere & Company(工業・産業) +5.33%
    農業機械需要の底堅さが評価された。農産物価格の安定と設備更新需要が株価を支えた。
  • WDC:Western Digital(先端技術) +5.27%
    データストレージ需要の回復期待が材料。AIデータ量増加に伴う需要拡大が業績回復観測を強めた。
  • APO:Apollo Global Management(金融) +5.27%
    オルタナティブ資産運用の成長期待が評価された。市場環境の安定化により運用収益拡大が見込まれた。
  • XEL:Xcel Energy(公益事業) +5.24%
    安定収益と再生可能エネルギー投資の進展が評価された。ディフェンシブ性の高さも資金流入要因となった。
  • BMY:Bristol-Myers Squibb(ヘルスケア) +5.21%
    医薬品パイプラインへの期待と割安感が意識された。大型医薬株としての安定性が評価された。
  • CASY:Casey’s General Stores(一般消費材) +5.20%
    小売事業の安定成長と利益率改善が評価された。地方需要の底堅さが株価を支えた。
  • AMD:Advanced Micro Devices(先端技術) +5.16%
    AI半導体需要の拡大期待が継続。データセンター向け製品の成長性が再評価され、買いが優勢となった。
  • LITE:Lumentum Holdings(先端技術) +5.13%
    光通信部品需要の回復期待が材料。データ通信量増加による長期需要拡大が意識された。
  • AZO:AutoZone Inc(一般消費材) +5.12%
    自動車補修需要の安定性が評価された。景気変動に強いビジネスモデルが投資家に選好された。
  • KKR:KKR & Co Inc(金融) +5.05%
    プライベートエクイティ市場の回復期待が背景。投資収益の改善見通しが株価上昇につながった。
  • CMI:Cummins Inc(工業・産業) +5.02%
    エンジン需要の回復とエネルギー転換投資の進展が評価された。産業需要の底堅さが支援材料となった。

5%以上下落したS&P500構成銘柄

  • WTW:Willis Towers Watson Plc(金融) -11.69%
    決算内容に対する失望売りが主因である。保険ブローカー事業の成長鈍化やコスト増加が利益率を圧迫し、通期見通しへの不透明感が強まった。直近までの株価上昇の反動もあり、利益確定売りが加速した形である。
  • IP:International Paper Company(素材) -9.41%
    紙需要の減速と価格下落圧力が業績懸念につながった。包装材需要の回復が想定より遅れているとの見方が広がり、収益見通しが下方修正されるとの警戒が売りを誘発した。
  • META:Meta Platforms Inc(通信サービス) -8.55%
    好決算にもかかわらず、先行投資拡大による利益圧迫懸念が嫌気された。特にAIやメタバース関連投資の増加が短期的な収益性低下要因として意識され、利益確定売りが優勢となった。
  • HUBB:Hubbell Incorporated(工業・産業) -6.92%
    電力インフラ需要は堅調であるものの、バリュエーションの高さが意識された。好材料出尽くし感に加え、短期的な業績モメンタムの鈍化懸念が売りを誘い、株価調整につながった。

セクター別騰落率

全体として、幅広いセクターで上昇が見られ、リスク選好が強まった一日である。特に通信サービスや工業・産業など景気敏感セクターが主導し、景気の底堅さと企業業績への期待が株価を押し上げた。一方で先端技術(Technology)のみが小幅下落となり、金利動向への警戒感がグロース株の重しとなった構図である。

  • 通信サービス(Communication Services) +3.44%
    大型プラットフォーム株や広告関連銘柄の上昇が牽引した。デジタル広告需要の回復やAI活用による収益性改善期待が評価され、資金流入が加速したセクターである。
  • 工業・産業(Industrials) +2.97%
    インフラ投資や設備需要の拡大期待が株価を押し上げた。景気敏感セクターとして、景気後退懸念の後退を背景に幅広い銘柄に買いが入った。
  • 公益事業(Utilities) +2.65%
    金利低下を背景に高配当銘柄としての魅力が高まった。安定収益を評価する資金が流入し、ディフェンシブセクターとして堅調に推移した。
  • ヘルスケア(Healthcare) +2.27%
    医薬品や医療機器銘柄が幅広く上昇した。景気変動の影響を受けにくい特性と成長性の両面が評価され、資金の受け皿となった。
  • 生活必需品(Consumer Defensive) +2.03%
    安定需要を背景にディフェンシブ株への資金流入が見られた。金利動向の落ち着きも追い風となり、相対的に堅調な動きとなった。
  • 素材(Basic Materials) +2.01%
    資源価格の安定と需要回復期待が評価された。景気敏感株としての位置付けから、景気底打ち観測が株価上昇につながった。
  • 不動産(Real Estate) +1.48%
    長期金利の低下を背景にREITが買われた。利回り面での魅力が再評価され、資金流入が見られたセクターである。
  • 一般消費材(Consumer Cyclical) +1.32%
    消費の底堅さを背景に自動車や小売関連が上昇した。景気回復シナリオを織り込む動きが強まり、リスク選好の影響を受けやすい展開となった。
  • エネルギー(Energy) +1.22%
    原油価格の下げ止まり観測が支援材料となった。エネルギー株は収益安定期待から買われ、セクター全体で堅調に推移した。
  • 金融(Financial) +1.05%
    市場環境の安定化を背景に銀行や資産運用株が上昇した。信用コスト懸念が後退し、利ざや維持期待が株価を支えた。

主要3指数の動き

  • S&P500(7,209.01、前日比+1.02%)
    幅広いセクターで上昇が見られ、指数全体を押し上げた一日である。特に通信サービスや工業株が主導し、AI関連投資や景気の底堅さが再評価された。経済指標の強さから景気後退懸念が後退し、企業業績への信頼感が回復した。一方で金利の高止まり観測は残るが、リスク選好の改善が上昇要因となった。
  • Dow30(49,652.14、前日比+1.62%)
    主要指数の中で最も強い上昇を示し、景気敏感株の買いが目立った。工業・金融セクターを中心に資金流入が続き、インフラ投資や設備需要の拡大期待が支援材料となった。高配当銘柄や安定収益企業への選好も強く、ディフェンシブ性と景気回復期待の両面を評価する動きが広がった。
  • NASDAQ(24,892.31、前日比+0.89%)
    ハイテク株中心に上昇したが、他指数に比べると上げ幅は限定的である。AI関連や半導体株への資金流入は継続したものの、金利動向への警戒感が重しとなった。成長期待の高い銘柄には選別的な買いが入り、指数全体としては堅調ながらもやや抑制された上昇となった。

ドル円の動き

ドル円は158円台から156円台半ばへ急落した。短時間での急激な円高進行と断続的な円買いフローから、日本政府による為替介入が実施されたことが原因である。米金利低下によるドル売りも重なり、下げ幅が拡大した。一方で介入警戒感が市場に強く意識され、以降は神経質で変動の大きい展開となった。

原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き

  • WTI原油先物(105.86ドル、前日比-0.95%)
    原油価格は下落した。供給増加観測や需要減速懸念が重しとなり、上値の重い展開となった。中東情勢の緊張はあるものの、市場は供給側の余剰意識を優先しており、短期的には戻り売り圧力が強い状況である。
  • 米10年国債利回り(4.390%、前日比-0.63%)
    長期金利は低下した。経済指標の強さにもかかわらず、利下げ観測の再燃や安全資産需要の回復が背景である。株式市場の安定と併存する形で、金利はやや低下圧力を受ける展開となった。
  • VIX指数(16.89、前日比-10.21%)
    VIXは大幅低下となり、市場の不安心理が急速に後退した。株価上昇とボラティリティ低下が同時進行し、リスク選好の強まりを示す動きである。短期的には安定相場が意識されやすい局面である。
  • 金先物(4,631.10ドル、前日比+1.53%)
    金価格は上昇した。米金利低下とドル安進行が支援材料となり、安全資産需要が強まった。為替市場の変動や地政学リスクへの警戒もあり、資金の逃避先としての需要が再評価されている。

私の米国株ポートフォリオ +0.25%(前日比)

私のポートフォリオは前日比+0.25%と小幅ながら上昇し、落ち着いた一日となりました。米国市場の上昇を背景に、高配当ETFや増配ETFが堅調に推移し、全体を下支えしました。一方で、FANG+などハイテク系はやや軟調で、上昇幅を抑える要因となっています。日本市場のETF・投信は一日前の米国市場を反映するため、本日ご紹介した米国株の動向が、今後のポートフォリオの方向性を考える上で重要なヒントになると感じています。

 

経済指標発表 結果

  • 国内総生産(GDP、前期比年率、Q1)
    実質GDP成長率は2.0%と予想を下回り、前期からは加速したものの市場期待には届かなかった。個人消費は底堅いが、在庫投資や外需の寄与が限定的で、成長の質にはばらつきが見られる。景気後退懸念は後退した一方で、過熱感も乏しく、FRBの政策判断を難しくする内容である。
  • コアPCE価格指数(前年比、3月)
    前年比3.2%と市場予想通りであるが、依然としてFRB目標を上回る水準が続いている。インフレはピークアウトしているものの、鈍化ペースは緩やかであり、金融引き締め長期化観測を補強する結果である。株式市場にとっては中立からやや重しとなる内容である。
  • コアPCE価格指数(前月比、3月)
    前月比0.3%と予想通りで、前月からはやや鈍化した。短期的なインフレ圧力は安定しているが、依然として目標水準を上回るペースで推移している。FRBにとっては利下げを急ぐ必要性は低く、政策金利の高止まりを正当化する材料となる。
  • 新規失業保険申請件数
    189千件と予想を下回り、労働市場の強さを示した。雇用環境は依然として引き締まっており、企業の人材需要が高い水準で維持されている。景気の底堅さを裏付ける一方で、賃金インフレ圧力の継続要因となり、金融政策の緩和を遅らせる要因である。
  • 雇用コスト指数(ECI、Q1)
    前期比0.9%と予想を上回り、賃金上昇圧力の強さが確認された。人件費の上昇は企業収益の圧迫要因となる一方、消費の支えにもなる。FRBが注視する賃金インフレの持続性を示す結果であり、利下げ観測を後退させる材料である。
  • 個人消費支出(前月比、3月)
    前月比0.9%増と堅調で、米国経済の主軸である消費の強さが改めて確認された。所得増加と雇用の安定が背景にあり、高金利環境でも需要が維持されている。企業業績には追い風であるが、インフレ圧力を維持する要因でもある。
  • 個人所得(前月比、3月)
    前月比0.6%増と予想を上回り、所得環境の改善が続いている。賃金上昇と雇用の安定が家計を支えており、消費拡大の原動力となっている。一方で、可処分所得の増加はインフレ圧力を維持する側面もあり、金融政策の難しさを示す結果である。
  • シカゴ購買部協会景気指数(PMI、4月)
    49.2と前月から低下し、景気の拡大と縮小の分岐点である50を下回った。製造業の活動はやや弱含んでおり、需要の減速が示唆される。ただしサービス部門の強さが全体を支えており、景気全体としては緩やかな成長が続く構図である。
  • 米景気先行指数(前月比、3月)
    前月比-0.6%と予想以上の低下となり、先行きの景気減速を示唆する内容である。企業活動や消費の先行指標が弱含んでおり、今後の成長鈍化リスクが意識される。市場では景気後退シナリオへの警戒が完全には払拭されていない。

主要銘柄の決算発表結果

  • AAPL:Apple Inc(先端技術)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回ったが、時間外では小幅安となった。iPhoneやサービス部門の底堅さは確認された一方、AI投資の成果や中国市場の回復力に対する見方は慎重で、好決算でも材料出尽くしの売りが優勢となった。
  • LLY:Eli Lilly and Company(ヘルスケア)
    肥満症薬・糖尿病薬の需要急拡大により、EPS・売上高ともに市場予想を大きく上回った。通期見通しも引き上げ、株価は大幅高となった。GLP-1薬市場での主導権が改めて確認された決算である。
  • MA:Mastercard Inc(金融)
    個人消費の底堅さを背景に、決済取扱高が堅調に推移し、EPS・売上高ともに市場予想を上回った。高い利益率と国際決済需要の回復が評価されたが、株価は決算通過後に利益確定売りも見られた。
  • CAT:Caterpillar Inc(工業・産業)
    建設機械・鉱山機械需要の底堅さを背景に、EPS・売上高ともに市場予想を大きく上回った。インフラ投資や資源開発需要が支えとなり、株価は大幅高となった。景気敏感株への資金流入を象徴する決算である。
  • MRK:Merck & Co Inc(ヘルスケア)
    売上高は予想を上回ったが、赤字決算となり、株価は軟調に推移した。主力薬の販売は底堅いものの、一時費用や研究開発投資の負担が重しとなった。今後はパイプラインの進展が評価回復の鍵である。
  • AMGN:Amgen Inc(ヘルスケア)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回り、安定した医薬品需要が確認された。既存薬の販売と買収効果が業績を支えたが、成長率には慎重な見方も残る。大型バイオ医薬株としての安定性が評価された決算である。
  • SNDK:SanDisk Corporation(先端技術)
    EPS・売上高ともに市場予想を大きく上回り、メモリ・ストレージ需要の回復が確認された。AIデータセンター向け需要の拡大も追い風となり、株価は上昇した。半導体周辺銘柄への物色を強める内容である。
  • COP:ConocoPhillips(エネルギー)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回ったが、原油価格の下落が株価の重しとなった。生産量とコスト管理は堅調で、収益基盤は安定している。短期的には原油相場の方向性が株価を左右しやすい。
  • WDC:Western Digital Corporation(先端技術)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回り、データストレージ需要の回復が鮮明となった。AI関連のデータ量増加が追い風である。ただし時間外では利益確定売りが出ており、短期的には期待先行の反動も意識される。
  • BMY:Bristol-Myers Squibb Company(ヘルスケア)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回り、医薬品販売の底堅さが確認された。主力薬の特許切れリスクは残るが、新薬群の成長が下支えしている。割安感と配当利回りも評価され、株価は堅調に推移した。
  • SYK:Stryker Corporation(ヘルスケア)
    EPSは市場予想を下回ったが、売上高は底堅く、医療機器需要の強さは維持された。整形外科関連製品の成長は続いているものの、コスト増が利益率を圧迫した。株価は小動きで、投資家は収益改善を見極める局面である。
  • MO:Altria Group Inc(生活必需品)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回り、高配当株としての安定性が評価された。たばこ販売数量の減少は続くが、価格転嫁とコスト管理で収益を維持している。ディフェンシブ銘柄として買いが入り、株価は大幅高となった。
  • PH:Parker-Hannifin Corporation(工業・産業)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回ったが、株価は下落した。航空宇宙・産業機器需要は堅調である一方、直近の株価上昇に対する利益確定売りが優勢となった。決算内容よりもバリュエーション調整が意識された動きである。
  • TT:Trane Technologies plc(工業・産業)
    EPS・売上高ともに市場予想を上回り、空調・冷却設備需要の強さが確認された。データセンター向け冷却需要や省エネ投資が追い風である。株価も上昇し、インフラ・電力効率化テーマの中核銘柄として評価された。
  • SO:Southern Company(公益事業)
    EPSは予想を下回ったが、売上高は予想を上回った。電力需要は底堅く、公益事業としての安定性は維持されている。金利低下局面では高配当株として選好されやすく、株価は堅調に推移した。
  • PWR:Quanta Services Inc(工業・産業)
    EPS・売上高ともに市場予想を大きく上回り、株価は急伸した。送電網、電力インフラ、データセンター関連工事の需要拡大が業績を押し上げた。AI時代の電力投資テーマを代表する好決算である。

 

主な経済ニュース

  • 米国株は4月最終日に大幅高
    S&P500は+1.02%、Dow30は+1.62%、NASDAQは+0.89%となり、主要3指数はそろって上昇した。好決算と景気指標の底堅さが支えとなり、S&P500とNASDAQは2020年以来の大きな月間上昇となった。(Reuters:04/30)
  • Alphabet急伸が通信サービスを牽引
    Alphabetはクラウド事業の好調とAI投資への期待から約10%上昇し、通信サービス(Communication Services)を押し上げた。大型テックの中でも収益成長が確認された銘柄へ資金が集中した。(Reuters:04/30)
  • MetaはAI投資負担が嫌気され下落
    Metaは決算自体は市場予想を上回ったが、AI関連設備投資の増加が利益率を圧迫するとの懸念から大きく下落した。成長期待よりも投資負担の重さが意識された展開である。(Investors Business Daily:04/30)
  • 米GDPは2.0%成長で景気底堅さを確認
    第1四半期GDPは年率2.0%増となり、予想は下回ったものの前期からは改善した。米国経済は高金利と中東情勢の不確実性の中でも底堅さを維持しており、株式市場には安心材料となった。(Investing.com:04/30)
  • PCEインフレは高止まりも予想通り
    3月のコアPCE価格指数は前年比3.2%、前月比0.3%となり、おおむね市場予想通りであった。FRB目標の2%はなお上回るが、想定内の結果だったため、株式市場への悪影響は限定的だった。(Investing.com:04/30)
  • 新規失業保険申請は189千件に減少
    新規失業保険申請件数は189千件と予想を下回り、労働市場の強さを示した。雇用の底堅さは景気後退懸念を和らげる一方、賃金インフレが残る可能性もあり、FRBの利下げ判断を難しくする内容である。(Investing.com:04/30)
  • 原油は中東リスク後退で反落
    中東情勢を背景に原油価格は一時急騰したが、その後は反落した。供給途絶への警戒は残るものの、急騰後の利益確定と供給対応への期待が重しとなり、株式市場には安心材料となった。(Reuters:04/30)
  • 日本の為替介入観測で円が急伸
    ドル円は一時160円台から156円台へ急落し、日本当局による為替介入が実施された可能性が高いと推定される。急激な円高はドル指数を押し下げ、金価格の上昇要因にもなった。(Reuters:04/30)
  • 米10年債利回り低下が株式を支援
    米10年債利回りは4.39%へ低下し、株式市場の支援材料となった。金利低下は将来利益の現在価値を高めるため、特に成長株や高PER銘柄には追い風となりやすい。(Bloomberg:04/30)
  • 中東情勢は引き続き地政学リスク
    米国とイスラエルによるイラン攻撃後の緊張が続き、ホルムズ海峡や原油供給への警戒が市場に残った。株式市場は上昇したが、原油価格の急変がインフレと企業収益を揺らすリスクは継続している。(Reuters:04/30)

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主要銘柄の決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

本日の米国株式市場は、主要指数がそろって上昇し、AI関連やインフラ関連を中心にリスク選好が回復する一日となりました。経済指標では景気の底堅さとインフレの粘着性が確認され、企業決算では明暗が分かれつつも、全体としては成長期待が維持されています。一方で地政学的リスクや金利動向など、不確実性は引き続き市場の変動要因となっています。

本日は日銀による為替介入と推定される急激な円高進行があり、円建てで見ると米国株の上昇が相殺される場面も見られました。ただし、米国株投資はあくまで米国企業の成長に投資するものであり、長期的には企業価値の向上に伴う株価上昇が本質であると考えています。為替はその時々の政策や需給で上下するものであり、長期で見れば損益は均されやすい側面があります。為替変動に一喜一憂するのではなく、企業の成長と株価上昇を素直に評価していく姿勢が重要です。

日毎の成果や結果に一喜一憂せず、長期投資を目指して共に学び成長していければ嬉しいです。それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

投資は自己責任にてお願いします。
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図表のレファレンス

  • S&P500ヒートマップ: finviz
  • 主要3指数とドル円:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • セクター別騰落率: finviz
  • 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
  • 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
  • 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
  • 自分の米ドル建ポートフォリオ:  Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ

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